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新ヘタリア学園

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第四百九十五話  いつもは呼ぶけれど

第四百九十五話  いつもは呼ぶけれど
 イギリスはフランスに難しいお顔で言いました。
「問題はここでいつもだとな」
「太平洋のあいつ等呼ぶよな」
「日本、アメリカ、中国ってな」
「こんなご時世だからな」
 フランスもやれやれという感じです。
「迂闊に外出も出来ねえし」
「しかもアメリカの上司と中国の上司が今ガチでやり合ってるしな」
「アメリカも中国も満身創痍だってのにな」
「ありゃどっちも覇権失うかもな」
「正直この状況で何やってんだ」
 そうしたお話だというのです。
「覇権目指して共倒れとかな」
「本末転倒だな」
「まあよくある話だけれどな」
「世の中往々にしてな」
「それで日本もな」
 フランスはここでこの国の名前を出しました。
「一番ましにしても」
「やっぱりゴタゴタしてるからな」
「迂闊に動けないからな」
 それで迂闊に呼べないというのです、肺炎はこうした時にも困った影響を与えてしまっているのです。


第四百九十五話   完


                   2020・5・16
 
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