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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光

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大胆で熱い乙女心と戸惑う少年の心?

人里から離れ、空を飛び続ける閃輝は咲夜との約束の場所である『無名の丘』近くの咲夜の個人所有の家へと向かっていた。

「ってか咲夜さんって家持ってたんだ、住み込みのメイドって言ってたのに」

閃輝が向かっているのは咲夜が保有している家らしいのだが、滅多な事では使用せずに、いるらしいのだが今夜、閃輝は彼女に招待されたのだ。閃輝は少し緊張していた

「さ、咲夜さんの家・・・にとりさんの家には行ったことあるけど・・・やっぱり緊張するぜ・・・」

自分が好意を抱く女性へ家に行くというのは、とても緊張するものでそれと同時に不安と興奮を覚えるものだ。にとりや霊夢などと言った女性の家にも行った事はあるが、それは友人として感じているのでなんとも尾もなかったが雛と咲夜は、自分が好意を抱くだけあってとても緊張する。閃輝は自分の顔が、赤く暑くなっている事に気付いた

「・・・///落ち着け・・・」

落ち着こうと、深呼吸をしながら飛び続けると、1軒の家が見えてきた。外界で見るような印象を受ける造りの家だ、なんだか懐かしいような感覚が閃輝に満ちてきた。

「この家・・・何処かで・・・「あら、閃輝君」ひ、雛さん!!?」

何か思い出そうとしている閃輝は家を見つめていると、家の扉が開いて雛が顔を出した。閃輝は心の其処から驚いた

「私も呼ばれたのよ、言われなかった?」
「初耳ですよ」

そう言いながら閃輝は雛に導かれて、家の中へと入って行った、家の中はどちらかと言ったら外界の家の雰囲気と近いものだった。
それも、閃輝の記憶からは既に抜け落ちている、嘗ての自分の家に雰囲気こそ違う物の似ている物だった。居間に通されると、そこでは咲夜がテーブルにお酒のつまみとなる
タケノコの三菜和え、大根の曙巻、ジャガイモのパイユなどなどが並べていた。そして椅子の近くには、グラスとコップと共に数種類の酒とワインが置かれていた。

咲夜は閃輝を見つけると笑顔を向ける

「いらっしゃい閃輝君、雛もいるから驚いたでしょ?」

若干悪い笑みを浮かべて閃輝に言う咲夜

「ええまあ」

閃輝は参ったと言いたい様に手を横にやりながら、肩を竦めた
そんな閃輝を見た雛は少し、身体を揺らした。

「「(咲夜、いよいよね)」

雛は目線で咲夜と、会話を始めた

「(ええ、早くしましょう)さ、席に着いて」

そう言われて閃輝、雛は席に着き、咲夜がグラスにワインを注いだ、鮮やか色の赤ワインだ、注ぐ前に栓が開けられていたのを見ると年代物のワインのようだ
赤ワインは飲む直前ではなく前もって栓を開けると、ワインが空気に触れ香りが良く若いワインで約1~3時間、5~15年もので約30分~2時間が目安となっているが
例外として20年以上のワインは飲む直前に栓を開けると闇夜が言っていたのを閃輝は思い出した。闇夜はかなりの酒豪で、美味い酒であれば、日本酒、ワインなどどんどん飲むタイプで噂では星熊 勇儀と酒の飲み比べをし互角の飲み合いをしたとかそれほど闇夜は、酒に強い。

「それじゃ乾杯」
「「乾杯」」

3人は静かにグラスをぶつけた、グラスは鈴のような心地よい音を立てた。
そしてワインを口を運び、味を楽しむ。

「ふぅ・・・ちょっと強いけど美味しいですね」
「そうかしら?私は弱いと思うけど?」
「私もよ」
「え~・・・」

咲夜と雛はあまり弱いというが、閃輝は闇夜ほどではないがかなり酒に強い
これが強いと感じるのに、雛と咲夜は強いとは感じない。
閃輝は可笑しいと思ったが、雛は厄神、咲夜はこれ以上の物を飲んでいるという事で納得した。

「まあお二人が弱いって言うんだったら俺が弱いんですかね?」
「そうかもしれないわね、おつまみも食べてね」
「そうよ、美味しいわよ」

咲夜はワインを飲みながら、雛はつまみを口にしながら妖艶に笑った
その笑みを見て、閃輝は胸の高鳴りが高くなり、心臓がかなりの速度で鐘を打っている。

「そ、そうですね///」

閃輝はつまみにも手を伸ばして食べ始めた、そしてそのまま
乙女2人と少年1人の晩餐が始まった。

閃輝は外界での事を二人に聞かれて、IS学園であった事を包み隠さずに話した
その話を聞く、咲夜と雛は、少々酔っているのか笑って話を聞いていたが、これは酔いよる笑いではないと閃輝は直ぐに気付く事になる。

晩際は夜遅くになっても、終わりはしない、閃輝は咲夜に紅魔館は大丈夫かとこの家はどうしたかと聞くと

「大丈夫よ、ちゃんと許可は貰ってるから。この家は以前に妹様と夜のお散歩の時に妹さまが見つけて私が管理する事になったのよ。
と言っても1月に1回来るかこない位しか来てないけどね」

と言われて閃輝はそれ以上追求しなかった、そのまま酒を飲んでいく閃輝だったが身体に起こる変化に気付いた、身体がどんどん熱くなっていくのを感じた
最初は酔った性だと思ったが、次には手や腕に力が入らなくなって行った。

「す、すいません・・・俺ちょっと、外で涼んできます・・・酔いが回ってきちゃったみたいで」

そう言って席を立つ閃輝であったが、その間も次には頭がクラクラとし始め身体に更に力が入らなくなって行く。それでも無理矢理力を込めて
玄関に向かおうとするが遂に足に、力が込められなくなり重力に従って床に倒れていくがギリギリの所で両脇から手が差し込まれ、閃輝は立たされた。
咲夜と雛が左右から閃輝を支えているのだ。

「す、すいま・せん・・・」

閃輝は、まともに頭が働かない中、言葉を振り絞ったが、咲夜は閃輝を前から抱きしめ雛は後ろから、閃輝を抱きしめて耳元に頭を置いた。

「ねぇ・・・もしかしなくても身体が熱いんじゃない?それに頭がクラクラしない?
身体に力が上手く入れないようだけど、ふふふ・・・聞くまでもなさそうね」

雛は閃輝の耳に囁くように、言った、閃輝は何がなんだか解らなかった
閃輝は酷い混乱状態に陥ってしまった。

「どう・・・事なん・・・ですか・・・」

その質問には正面から、閃輝を抱きしめている咲夜が答えた

「あのお酒はね、私と雛が協力で作り上げた媚薬、遅効性のしか出来なかったのが、残念だけど今はそんなのどうでも良いわ、美味しかった?時間を掛けて熟成させた
私達の特製のお酒の様に仕上げたお味は?」

閃輝は何故そんな事をするのか全く推測も出来ず、ただただ混乱するだけだった
咲夜は更に強く抱きしめて、胸を閃輝に押し付ける。雛をそれに合わせる様に閃輝の耳にふぅっと吐息を吹きかけた、それは閃輝を震わせるには十分すぎた。

「やっぱり愛しいわ・・・私は厄神、咲夜は人間だけどもう貴方無しでは生きていけないわ・・・」

雛は閃輝の耳をゆっくり味あうように舐め始める、閃輝の身体に電流のような感覚と本能が逃げろと言ってくるのが解った。が、そんな閃輝に咲夜が

「貴方が外界に行った時、私はとても不安だったわ・・・誰かに貴方を奪われてしまうじゃないかって、でも貴方は無事だった、でも次も無事に戻ってくるなんて保証は無い
だから、雛と相談して決めたの。貴方を私達二人の物にしようって」

閃輝は咲夜のあまりの色気と妖艶に、背筋に寒気にも似た電流が走る。雛は耳を舐めるのを止めて、甘噛みするように耳を唇で挟んだ。

「ひゃう・・・!」

閃輝は小さい悲鳴を上げた、その声は咲夜と雛の女としての欲望をぞくぞくと掻き立てていった。そして早く開放したいという気持ちが増幅されていく

「閃輝・・・好きよ、愛してるわ」
「!?咲夜sむぅ!?むぅ~!!」

咲夜は閃輝に気持ちを伝えて、戸惑っている隙に、覆い被さる様に唇を重ねた、閃輝は大いに混乱し、身体を動かそうとするが、前後から抱きしめられている上に
身体に力が入らず、能力を使って脱出を試みようとしても、全く集中出来ずに発動する事が出来ない。咲夜は上手に逃げようとする閃輝をの舌を捕まえて
絡め取るように舐め上げ、閃輝の唾液を吸い上げ自分の唾液を閃輝に流し込む。それが5分ほど続き、咲夜は口を離して閃輝の身体を回転させて、雛の方を向かせた。

「わたしをがもっと気持ち良くして上げるわ・・・閃輝君、愛してるわ」
「むぅ・・・!ぅう・・・」

閃輝は咲夜より、強く貪る様に唇を重ねてくる雛に、抵抗出来ずに思うがままに口内を隅々まで舐め回され、唾液がどちらの物か解らないほど交換させられた。
閃輝は既に、顔を真っ赤にし、ぼんやり見えている雛の顔を見つめるしかなかった。

「ふふふ・・・身体は正直ね、こんなに興奮しちゃって・・・良い閃輝君、また外界に戻る事になるだろうけど、貴方は私の嫌、私と咲夜の2人の物よ。
貴方を誰よりも愛してあげるわ・・・解った?」

雛は咲夜と共に、閃輝の又に手を伸ばして言った。もう既に閃輝には何も抵抗などの意思は無かった、体に残っているのは激しい電流のような快感と
力が入らない違和感だけだった。閃輝は口を小さく開いて

「・・・・・・・・・・は・・・・・・い・・・・・・・」

と言った

「聞こえないわよ?閃輝君?いい子だからもっと大きな声で言ってみて・・・」

咲夜が顎を撫でて、そう言った。閃輝はその言葉通り、先程より大きな声で

「・・・は・・い・・・」

と答えた、っというよりもはやそれしか答える事しか出来ない状態とも言える。その言葉を聞いた咲夜と雛は、笑みを浮かべた。

「いい子ね・・・行きましょう、最高のベットメイキングを貴方のためにをしたんだから」
「さあ、夜明けるまで時間はたっぷりあるわ・・・私達が沢山やってあげる・・・私達の事を魂の奥深くまで刻み込んであげる・・・」

閃輝は本能に身を任せた咲夜と雛に抱かれてそのまま寝室へと連れて行かれた。 
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