| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

麗しのヴァンパイア

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二百三十三話

              第二百三十三話  風邪には
 美樹は最近考えることがあった、それで自分の部屋で自身の使い魔達であるビルガーとファルケンにも言った。
「風邪ひかない様にしないとね」
「はい、冬ですし」
「健康には余計に注意ですね」
 二羽の使い魔達もこう答える。
「特にインフルエンザには」
「尚更ですね」
「ええ、風邪からね」 
 美樹はさらに言った。
「こじらせると危ないし」
「肺炎ですね」
「そうなると怖いそうですね」
「命にも関わる」
「そうも言われていますね」
「風邪は万病の元だから」
 美樹はこの言葉も出した。
「余計にね」
「風邪には注意する」
「そうされますか」
「ええ、それにはね」
 美樹はさらに言った。
「何が一番いいかしら」
「体力があることですね」
 まずはビルガーが答えた。
「それは」
「体力ね」
「体力が落ちていますと」
 どうしてもというのだ。
「風邪にもひきやすいです」
「それでなのね」
「はい、夜更かしや疲れることはです」
「避けるべきね」
「よく寝ることかと」
「あと蹴身体にいいものを食べましょう」 
 今度はファルケンが言ってきた。
「お野菜も果物も牛乳も」
「何でもなのね」
「勿論お肉もお野菜もです」
 こうしたものもというのだ。
「バランスよく沢山です」
「食べないと駄目ね」
「好き嫌いなく」
「ううん、好き嫌いなくなの」
「はい、ご主人は特に」
「ええ、ただね」
 ここでこう言う美樹だった、難しい顔で。
「一つ苦手なものがあるわ」
「といいますと」
「それは」
 使い魔達は主に問うた、ここで美樹は二匹に答えるのだった。


第二百三十三話   完


               2020・2・6 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧