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オズのハンク

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第九幕その五

「オズの国に来たのは」
「漂流してだったけれどね」
「九死に一生を得たけれど」
「それもだよね」
「お伽の国だから」
「あったことだね」
「そうね、今思うと」
 本当にというのです。
「私達にしても」
「そうだよね」
「それとね」
 トロットはさらにお話しました。
「今私達ピラミッドの結構上の方にいるけれど」
「思えばかなり進んでるね」
「ええ、それで後は祭壇も」
「残り少ないね」
「主な神様だと」
 古代エジプトのです。
「ホルス神とラー神よ」
「あと二柱だね」
「そうなってきたわ」
「思えば結構進んだね」
「ええ、それで神様も」
 主な神様はというのです。
「残り二柱になったら」
「そうだね」
「それとね」
 さらに言うのです。
「先にホルス神のところに行きましょう」
「そちらの神様の方が近いからだね」
「ええ、あと少しだから」
 だからだというのです。
「それでね」
「先にホルス神のところに行って」
「そしてね」
 そうしてというのです。
「お参りしましょう」
「それじゃあね」
「そして最後は」
「ラー神だね」
「若し最後までメジェド神にお会い出来なかったら」 
 その時はというのです。
「本当にね」
「その時はだね」
「ラー神にお願いして」
 そうしてというのです。
「そうしてね」
「それから」
「後はね」
「ピラミッドの冒険も終わるから」
「都に戻って」
「そこでもだね」
「楽しく過ごしましょう」
 都の宮殿の中でというのです。
「そうしましょう」
「それではね」
「それとね」
 さらにお話したトロットでした。
「今のデザートはタルトだけれど」
「それがどうかしたのかな」
「いえ、それはね」
 皆でピザもパスタもどんどん食べてあと少しで全部なくなります。そうした中でハンクに言うのでした。
「もう一つね」
「デザートが欲しいってだね」
「思ったけれど」
「イタリア料理だと」
 ハンクはこのことから答えました。
「ジェラートかな」
「それがいいかしらね」
「そう思ったけれどどうかな」
「そうね」
 少し考えてからです、ハンクは答えました。
「それならね」
「ジェラートをだね」
「出すわね」
 こう言ってすぐにでした、トロットはそのジェラートも出しました。
 そのジェラートを見てです、カルロスはこう言いました。 
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