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オズのハンク

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第八幕その三

 イシス女神の祭壇に来ました、すると古代エジプトの女の人の服を着た黒髪でとてもはっきりした奇麗な顔立ちの女の女神様がいました。
 女神様は一行と挨拶を交えてからこう言いました。
「ピラミッドの中はどうかしら」
「面白いよ」
 ハンクが答えました。
「とてもね」
「楽しんでると思っていいわね」
「うん、凄くね」
 ハンクは女神様に笑顔で答えました。
「そうさせてもらってるよ」
「それは何よりよ、ただ」
「ただ?」
「メジェド神には会ったかしら」
「実はその神様を探してなんだ」
 ハンクはイシス女神の問いにすぐに答えました。
「ピラミッドの中を冒険しているんだ」
「中々会えないわね」
「ラー神と連絡を取っているって聞いたけれど」
「あの方とだけは親しいしね」
「他の神様とは親しくないの?」
「彼はずっとピラミッドの中を歩き回ってるから」 
 だからだとです、イシス女神はハンクに答えました。
「滅多に会わないのよ。だったらね」
「親しいとかそういうことは」
「ないでしょ」
「そうだね、他の神様もそう言ってるよ」
「そうよね」
「セト神もハトホル神もね」
「私達は基本それぞれの祭壇にいるから」
 ピラミッドの中にいるそこにです。
「お互いに会う機会も少ないけれど」
「メジェド神は特になんだ」
「ピラミッドの中にいることは間違いなくても」
 それでもというのです。
「いつもあちこちを歩き回って」
「それでだね」
「祭壇も持っていないしここに来ても」
 祭壇にというのです。
「すぐに帰ることも多いから」
「すぐになんだ」
「お顔を見せてね」
 そしてというのです。
「挨拶してすぐにね」
「出て行ったりするんだ」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「仲が悪くはないけれど」
「親しくはないんだ」
「そうなの」
 実際にというのです。
「これといってね」
「成程ね」
「メジェド神は変わった神様で」
「それはわかるよ」
 ハンクとしてもです。
「変わったお姿だし祭壇もないし」
「何かと変わってるわね」
「うん、エジプトの神様でなくても」
「他の信仰の神々とも」
「またね」 
 それはというのです。
「違うね」
「そう、それでメジェド神に会うことは」
「運任せってところも多いんだね」
「そう、そしてね」
 それでというのです。
「最後の最後はね」
「ラー神のところに行けば」
「会えると思うわ」
「絶対に会えないかってていうと」
「違うから」
 このことはというのです。
「安心してね」
「それじゃあね」
「あと貴方達はこれまで色々な神に会って」
 そしてとです、ここでこうも言ったイシス女神でした。 
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