| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百八十七話  信用度ゼロでも言う

第三百八十七話  信用度ゼロでも言う
 かつてオリンピックを推進していた筈の東京の前の上司の人が地上波では言えないと言いながら言います。
「オリンピック中止の確率は六割になりました」
「この人は本当にオリンピックが中止になって欲しいのですね」
 日本はその人の言葉を聞いて思いました。
「そのことを感じます」
「この人が僕の上司の人の時に推進したんですがね」
 東京も言います。
「今はこうですか」
「余程辞任の経緯が無念で」
「怨念みたいになっているのかも知れませんね」
「浅ましいですね」
 日本はその人を汚物を見る目で見つつ言いました。
「若しそうでしたら」
「色々人間性がわかっていますし」
「頭は抜群にいいみたいですが」
 少なくとも学者時代は凄かったです。
「最低の方ということは辞任の時にわかっています」
「そうした方ならこう言いますね」
「人はああなったらおしまいですね」
「幾ら頭がよくても」
 幾ら中止と言っても東京の上司の人だった時のことがあるので信頼されません、信頼されないのなら言っても意味がないこともわかっていないみたいです。


第三百八十七話   完


                2020・3・23
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧