| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

レーヴァティン

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第百四十五話 港町からその四

「そうそうはだ」
「出来る政じゃないな」
「狙ってもな」
「ハーレムは持っているしな」
「喜び組だよな」
「あそこまで破廉恥というかな」
 正はここでこうも言った。
「漫画みたいな、それもギャグ漫画だ」
「あそこまで馬鹿な政はな」
「狙って出来ないな」
「俺もそう思う」
「日本であそこまで馬鹿な政してる歴史上の人物いたか?」
「いないだろう」
 はっきりとだ、正は答えた。
「流石に」
「そうだよな」
「世界を探してもだ」
「ないよな」
「だから漫画だ」
 つまり創作の話だというのだ。
「そちらの話だ」
「そうだよな」
「それもギャグ漫画と言ったが」
「あれで粛清や餓えで人が死んでないとな」
「ギャグ漫画だ」
「その域ってことか」
「最早な、だが」
 それでもとだ、正は話した。
「あの国は実在する」
「そうだよな」
「そしてだ」
「馬鹿なことをやり続けてるな」
「流石に北朝鮮はないやろ」
 美奈代もどうかという顔で言ってきた。
「あそこは」
「酷過ぎてか」
「どれだけアホやったらあそこまで出来るか」
「わからないか」
「そこまでのものやろ」
 こう言うのだった。
「マスゲームとかな」
「あれも凄いよな」
「あんなのさせるやったらな」
「働かせる方がいいよな」
「ずっとな」
「そうだよな」
「軍隊かてな」
 その変に大きな軍隊もというのだ。
「おかしいしな」
「何から何までな」
「軍服からな」
 それこそというのだ。
「行進までな」
「核兵器持つ位ならな」
「国民に食わせるってなるしな」
「普通はそうなるよな」
「その普通やないのがな」
「あの国でやな」
「あそこまでやれるってな」
 それこそというのだ。
「一体どのレベルのアホか」
「わからないか」
「うちとしてはな」
 そうだというのだ。
「ほんまそやわ」
「そうなんだな」
「というかな」
 美奈代はさらに言った。
「あの国はもう論外や」
「幾ら何でもな」
「反面教師ってのは自分がなりそうやないとな」
「なれないんだな」
「唐の太宗は隋の煬帝を反面教師にしとったらしいが」
「それ位ならか」
「なれるわ、とにかくな」
「北朝鮮になるとか」
「アホ過ぎてな」
 それでというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧