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妹なんていなければよかった (紗夜/日菜) 〜 Bad End 〜

作者:Kanta
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本編
  私の日常

ー 3/10 - 自宅 ー


あれから、ちょうど1週間が経った。
この時期は3年生は殆ど授業がなく、この日はバンドの練習もなかったため、家でゆっくりと過ごしていた。


無事高校の卒業が決まり、ライブの練習も順調に進んでいた。


(日菜は夕方帰ってくると言っていたわね…)


あの日以来、日菜は少し大人しくなった。


「ライブまで残り9日」
「このライブで良い結果を残す」
「そうすれば私の努力が無駄じゃなかった事が証明できるわ」


「CiRCLEに行こうかしら…」






ー CiRCLE カウンター ー


「こんにちは」
「今空いている枠はありますか?」


「あるけれど、Roseliaのみんなが来てるから一緒にやったら?」


「みなさんが…?」
「今日は練習はないはずですが…」


「自主練って言ってたよ」
「みんな気持ちは一緒なんだね」


「…」
「そうですね………大切なライブですので………」
「ではみなさんと一緒に練習してきます」





その後、バイト終わりのリサも合流し全員で練習をした。





「予定も合わせていないのに全員集まるなんてすごいですね!」


「それだけ私達がライブにかける思いは強いってことなんじゃないかな…」


「そうね。このライブはRoseliaにとって大切な…」
「頂点に立つための第一歩なのだから」


「そうですね。当日まで気を抜かないようにしましょう」





こうして、偶然集まった私達はいつも通り練習をした。






ー CiRCLE 練習後 ー


「終わったーー」


「お疲れ様です…」


「みんなだいぶ良くなってきたわ」
「紗夜も」


「いえ…まだまだ完全では…」


「紗夜?無理のしすぎはよくないよー?」


「分かっています…」


「…」
「さぁ、片付けて帰りましょう」










ー 練習後 氷川家 ー


「おねーちゃん、おかえりー」


「ええ……」


「…」
「もうすぐご飯できるって」


「着替えたら行くわ…」


「うん…」





(ライブで完璧な演奏をしなければいけない…)

(そのためには………) 
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