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オズのハンク

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第六幕その一

               第六幕  ピラミッドの中の庭園
 一行は今度はピラミッドの中にある庭園に向かうことにしました、それで迷宮の中を進んでいきますがその中で。
 あるマミーが迷宮の中でベッツイ達を見てこんなことを言ってきました。
「あれっ、ベッツイ王女かな」
「そうだけれど」
 ベッツイはすぐにマミーに答えました。
「どうかしたの?」
「いや、ここに来てくれたんだね」
 マミーはベッツイの言葉に笑顔で応えました。
「そうなんだね」
「冒険でね」
「はじめてだよね、ここに来るのは」
「今ここにいる皆はね」
 ベッツイだけでなく他の冒険に同行している皆もというのです。
「そうよ」
「そうだよね」
「ええ、だから色々期待しているわ」
「期待に添えられるよ」
「このピラミッドは」
「うん、だからね」
 それでというのです。
「期待していてね」
「もう三つの祭壇を回ったわ」
「入り口のアヌビス神とだね」
「トト神とバステト女神のね」
「それは何よりだね」
「美術館も行ったわ」
 そちらもというのです。
「そうしたわ」
「そちらにも行ったんだ」
「そうさせてもらったわ」
「もう結構回ってるね、けれどね」
「このピラミッドの中は広いから」
「まだまだ行ける場所はあるから」
 それでとです、マミーはベッツイに答えました。
「楽しんでね」
「是非ね」
「そういうことでね、実は僕もね」
 マミ―自身もというのです。
「今ピラミッドの中を冒険しているんだ」
「そうなのね」
「ずっとピラミッドの中に住んでいるけれど」
 そうしているけれど、というのです。
「何度も何度もね」
「中を冒険しているのね」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「外にも出ているよ」
「ピラミッドの外にも出てるの」
「遠くには行かないけれど」
 それでもというのです。
「ピラミッドの外にも出てね」
「冒険しているのね」
「そうなんだ、スフィンクスさんともお話しているしね」
「あの神獣の石像さんとも」
「そうしているんだ」
「そうなのね」
「僕達ピラミッドの住人はね」
 マミーはベッツイにこうもお話しました。
「何時でもね」
「ピラミッドの外にも出られるの」
「そう、そしてね」
 そのうえでというのです。
「自由に歩いて冒険や旅も出来るんだよ」
「ここだけが世界じゃないのね」
「そうなんだ、だからね」
 それでというのです。
「閉じ込められているかというと」
「違うのね」
「お日様も見ているしね」
 こちらもというのです。
「閉鎖されてはいないんだ」
「誰でも外に出られるのね」
「ピラミッドからね」
「そう聞くとね」
「いいよね」
「ええ、とてもね」
 ベッツイはこうマミーに答えました。 
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