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『Delusion』

作者:零那
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『ずっとずっと共に...』



誰かを大切に想うこと、其れがどういうことか、どれだけ己を強くするか、教えてくれた。

誰かに大切に想われること、其れがどういうことか、どれだけ幸せなことか、どれだけ強くなれるか、教えてくれた。

存在が消えても、心は残る。其れは永遠の宝物なんだと教えてくれた。

抱えて、背負ってくべきもの、其れがどんなに重くても、潰れそうでも、手放せない何かが在るのは、何もない人より幸せだって教えてくれた。

影が伸びて踏んずけて笑い合ってたあの頃には、もう戻れないけれど、記憶の中で、心の中で、いつまでも在る。

泣いて笑って苦しくて痛くて、壮絶な想いも在った。

大切な仲間の死も乗り越えられなくて、未だ悲しくて悔しいけど、それでも、ずっとずっと記憶では共に在った...。


 
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