| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

オズのハンク

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五幕その七

 猫の頭の神様が出て来ました、その神様が皆に言ってきました。
「猫は私の神獣だからね」
「あっ、まさか」
「そう、私がバステトよ」
 ハンクにすぐに名乗りました。
「猫そして愛と多産の女神よ」
「貴女がなんだね」
「そうよ、私もこのピラミッドの中にいてね」
 そうしてというのです。
「祭壇を持っているのよ」
「それでその祭壇にはだね」
「こうして大勢の猫達もいるのよ」
「そうなんだね」
「いや、色々な種類の猫がいてね」
「可愛いわね」
 ジョージとナターシャはもう猫達と遊んでいます。
「どの子も」
「人懐っこいしね」
「ここにいたら和めるね」
「凄くね」
 神宝と恵梨香も猫達と遊んでいます。
「可愛いし」
「こんないい場所もピラミッドにはあるんだ」
「思う存分楽しむといいわ」
 バステト女神は恵梨香達に笑顔で言いました。
「この祭壇ではね」
「はい、それで女神様は」
 カルロスは猫達と遊びつつバステト女神に応えました。
「何の種類の猫かは」
「私の顔のね」
「何か山猫みたいなお顔ですね」
「これは最初と言っていいわ」
「最初ですか」
「そう、最初の頃のね」 
 こうカルロスにお話するのでした。
「猫よ」
「最初っていいますと」
「猫は古代エジプトではじめて生まれたものよ」
「あっ、家畜になったのは」
「そうよ、山猫みたいな種類の生きものを家畜化して」
 そうしてというのです。
「猫になったのよ」
「犬と似てるわね」
 そう聞いてです、ベッツイは言いました。
「犬は狼を家畜にしたから」
「そうね、それで古代エジプトではね」
 バステト女神はベッツイにさらにお話しました。
「猫は神聖な生きものとされていて」
「大事にもなのね」
「されていたのよ」
「そうだったのね」
「そしてね」
「貴女はなのね」
「その猫の女神でもあるのよ」
 ベッツイにその猫のお顔でお話します。
「神獣の守り神なのよ」
「では相当な地位にあるわね」
「ええ、エジプトの神々の中でね」
 実際にという返事でした。
「そうなっているわ」
「そうよね、やっぱり」
「若し猫を粗末にしたら」
 その時はといいますと。
「その時は容赦しないわ」
「神様とし手許さないのね」
「何があってもね」
 実際にというのです。
「そうするわ」
「そうよね」
「古代エジプトでは猫は凄く大事にされていたことは事実だから」
「やっぱりそうよね」
「そう、そしてね」
「そして?」
「ここでは礼拝と一緒にね」
 それにというのです。
「猫と遊ぶこともね」
「楽しんでもらうのね」
「思う存分そうしてね、ただ」
 ここでバステト女神は笑ってこうも言いました。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧