| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

麗しのヴァンパイア

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二百十九話

          第二百十九話  コンタクトレンズの値段
 春奈は眼鏡の方に傾きつつもまだ迷っていた、それで彼女は今度はイーとリャンに対してさらに話した。
「あの、コンタクトの値段って」
「お金ですね」
「そちらのことですね」
「お父さんとお母さんは出してくれるって言ってくれたけれど」6
「それでもですね」
「実際の値段を見てみたいのですね」
「ええ、だから」
 それでというのだ。
「ちょっとネットで検索してみるわね」
「はい、それがいいかと」
 イーは主のその考えに頷いて答えた。
「まずはお値段を確かめて」
「それからよね」
「考えられるべきかと」
「眼鏡も高いですが」
 今度はリャンが話した。
「ですが」
「それでもよね」
「眼鏡も高いですが」
「眼鏡は目に入れないから」
「その分安全ですから」
 だからだというのだ。
「それはいいかと」
「そうよね」
「安全性はやはり眼鏡の方が上です」
 イーもこのことについて話した。
「何といっても」
「そうよね」
「ですがコンタクトの方が安いと」
「考えてもいいわね」
「はい、ですが」
「若し高いなら」
「どうかとなります、それにです」
 イーはさらに話した。
「それでも目にかかる負担が問題です」
「やっぱりそうよね」
「目に入れるのですから」
 またリャンが主に話した。
「そのことは注意しないといけないです」
「そうよね」
「ですから」
「お値段も合わせて色々と考えるべきね」
「もう一度そうされては」
「そうね、お金のことを考えて」
 そしてとだ、春奈は自分の使い魔達の言葉を聞いて頷いてから言った。
「もう一度安全のことをね」
「目のことですから」
「ご注意を」
 使い魔達はまた言った、そうして春奈は彼等の言葉を聞きつつもう一度考えるのだった。


第二百十九話   完


                2019・12・20 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧