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麗しのヴァンパイア

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第二百十三話

                 第二百十三話  練習では
 華奈子と美奈子は音の魔法の練習を二人で家の庭に出て行った、立って呪文を詠唱してそうしてだった。
 杖も使っていると二人共自然にとだった。
「目が覚めてきたわね」
「そうね」
「身体を動かしてるとね」
「やっぱり目が覚めるわね」
「狙いが当たったわね」 
 華奈子は美奈子に笑顔で話した。
「身体動かしたらね」
「眠気も飛ぶわ」
「これがお勉強で」
 それをして、というのだ。
「本とか読んでたら」
「そうしたら私もね」
 美奈子もすぐに答えた。
「今だとね」
「眠くなるわよね」
「ええ、だから華奈子にもお話したの」
「眠気覚ましには本を読むのじゃなくて」
「同じ魔法の勉強でもね」
 それを行うにしてもというのだ。
「それでもね」
「本を読むよりも」
「それよりもね」 
 あまりにも眠い時はというのだ。
「身体を動かした方がいいのよ」
「そうよね」
「それとね」
「それと?」
「音の魔法なら眠い時に行っても安全だから」
 このことについても話すのだった。
「これにしようって言ったの」
「そういうことね」
「それで実際にしたら」
 その時はというのだ。
「目が覚めたわね」
「よかったわね」
「じゃあ後はね」
「晩ご飯までよね」
「身体を動かして」
 そうして魔法の勉強をしてというのだ。
「そうしてね」
「寝ないでいくのね」
「そうしましょう、あと少しで晩ご飯だし」
 美奈子は今度は時間の話をした。
「もう少しだけね」
「練習するのね」
「そうしましょう」
「それじゃあね」
 二人でこうした話をしてだった、双子は魔法の勉強を身体を動かしてしていった。そのうえで夕食までの時間を過ごした。


第二百十三話   完


                 2019・12・4 
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