| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

麗しのヴァンパイア

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二百九話

               第二百九話  母のいうこと
 華奈子と美奈子はプールそしてスーパー銭湯を楽しんでそうしてから家に帰った、そうしてだった。
 母に泳いでサウナも色々な風呂を楽しんできたことを話すと母は自分の娘達に対して少し気になった様に言った。
「水分摂った?」
「お水?飲んだわ」
 華奈子が答えた。
「ちゃんとね」
「それならいいけれど」
「運動してお風呂に入ったから」
「そう、かなり汗をかいているから」
 だからだというのだ。
「ちゃんとね」
「お水飲まないと駄目なのね」
「そう、さもないとね」
 母は娘達に真剣な顔で話した。
「脱水症状にもなるから」
「だからなのね」
「運動とお風呂はいいの」
 このこと自体はというのだ。
「身体にもね」
「じゃあ私達とてもいいことしたのね」 
 今度は美奈子が言った。
「そうなのね」
「ええ、そうよ」
 母は美奈子にも答えた。
「とてもね、けれどね」
「運動してよね」
「そう、お風呂でも汗をかいたから」
「どうしてもよね」
「お水を飲まないとね」
 つまり水分を摂取しないと、というのだ。
「よくないから」
「そうなのね」
「汗をかいた後は」
 それがプールやお風呂といった水の中でもというのだ。
「そこは絶対によ」
「じゃあお風呂から上がってお水飲んでよかったのね」
「そうよね」
 二人で話した。
「やっぱりお風呂の後はね」
「お水飲むべきね」
「そこは絶対に守ってね、それさえ守ってくれたら」
 運動そして入浴の後は水分を摂ることをというのだ。
「何も問題はないわ」
「わかったわ、じゃあね」
「またプールとお風呂楽しんでくるわ」
 双子は母に笑顔で答えた、そしてだった。
 自分達の部屋に戻ろうと思った、だがその前に華奈子が美奈子に対してこんなことを言ったのだった。


第二百九話   完


                   2019・11・8 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧