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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百五十四話 歌の後でその五

「七杯飲んでね」
「八杯目になると」
「殆どいないわ」
「そうだよね。ちょっと僕も」
「七杯で終わりね」
「御免ね」
「いえ、七杯飲んでくれたら」
 それならという返事だった。
「私の方もね」
「いいんだ」
「ええ、有り難うね」
「けれどまだまだあるよね」
「だから放送かけて」
 それでというのだ。
「もっともっと来てもらうわ」
「そうするんだ」
「私が今閃いて」
「部長さんにお話するんだ」
「あと顧問の先生にも」
「そうしてだね」
「皆に飲んでもらって」
 そうしてというのだ。
「全部ね」
「飲み干してもらうんだね」
「そうするわ、特に期待しているのは」
「それは」
「イギリスから来た人達で」
 それでというのだ。
「是非飲んで欲しいわ」
「イギリス人の子達だね」
「先生も含めてね」
「やっぱりミルクティーっていったらね」
「イギリスよね」
「うん、もうイギリスイコールだね」 
 ミルクティーはだ、それでアメリカでミルクティーを飲むとイギリス人かと思われるとのことだ。
「そうだよね」
「だからね」
「期待しているんだね」
「意外とこの学校イギリス人少ないみたいだけれど」
「半分が日本人でね」
 やっぱり日本の学校だけあってだ。
「それで半分が他の国の人だけれど」
「世界各地から集まってるのよね」
「けれどその半分がアジアとかアメリカで」
 それでだ。
「アフリカや中南米の人も多いし」
「それで欧州の人は」
「いることはいるけれど」
 それでもだ。
「案外ね」
「少ないのね」
「とにかくアジアやアメリカの人が多いよ」
 ここで言うアジアは東アジアと東南アジアだ、そしてオセアニアの人達も多かったりする。
「中南米の人も多いし」
「それで欧州は」
「どうしてもね」
「少ないのね」
「イギリスの人達も」
 ミルクティーのこの国もだ。
「そうなんだ」
「そうなのね」
「実際この学園欧州の言葉あまり聞こえないよね」
「そうそう、英語やスペイン語でもね」
 こうした言語を喋る国の人達も多いけれどだ、中南米はブラジル以外スペイン語なのでスペイン語を喋る人も多いのだ。
「アメリカとかオーストラリアとか」
「スペイン語だとメキシコとかね」
「あとアルゼンチンとかね」
「そっちの言葉だよね」
「同じスペイン語でも違うのよ」
 テレサさんは僕に話してくれた。 
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