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英雄伝説~灰の騎士の成り上がり~

作者:sorano
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第59話

 
前書き
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。  

 
~隠れ里エリン・ロゼのアトリエ~


「これは………戦術オーブメントか。」
「その……戦術オーブメントでしたら、私達は”ARCUS”を持っていますから、わざわざ支給して頂く必要はないのですが……」
自分達の前に着地した戦術オーブメントをガイウスが静かな表情で見つめている中エマは戸惑いの表情で意見をした。
「うふふ、その戦術オーブメントの正式名称は”ENIGMA(エニグマ)R(リメイク)”だから、みんなが普段使っている”ARCUS(アークス)”じゃないわよ?」
「な――――”ENIGMA(エニグマ)”……それも”ENIGMA(エニグマ)R(リメイク)”ですって!?」
「確かエプスタイン財団が開発した最新の戦術オーブメントは”ENIGMA(エニグマ)Ⅱ”だと聞いていますが……」
レンの答えを聞いたサラは驚きの声を上げ、トマスは困惑の表情を浮かべた。

「その”ENIGMA・R”はレンとティータ達との共同開発だから、正確に言えばメンフィルとリベールが共同で開発した戦術オーブメントよ♪」
「ええっ!?メンフィルとリベールが共同開発した戦術オーブメント!?」
「ちなみにティータ君はレン君と親友の関係で、レン君とはタイプは違うが健気で可愛い女の子でね…………そうだね…………この中で例えるとすれば、雰囲気に関してはトワ君に似ていて”お兄ちゃん、お姉ちゃん呼びする妹キャラとしてピッタリ”の女の子さ♪」
「いい加減口を慎め、このお調子者が…………ッ!」
「なん…………だと…………!?――――――殿下、是非そのティータ君とやらを私に紹介し、そのティータ君に私を”アンゼリカお姉ちゃん”と呼ぶようにお願いしてください!!」
「アンちゃん…………」
「いや、そいつにとってお前だけは絶対に会わせたらダメな相手だろ…………」
レンの説明に続くように笑顔で答えたオリヴァルト皇子の答えにその場にいる多くの者達が脱力している中ミュラー少佐は顔に青筋を立ててオリヴァルト皇子を睨み、一瞬ショックを受けた後真剣な表情でオリヴァルト皇子に要求するアンゼリカの様子にその場にいる多くの者達が再び冷や汗をかいて脱力している中トワは疲れた表情で肩を落とし、クロウは呆れた表情で指摘した。

「フフ…………――――――ティータ・ラッセル。若干12歳の幼さでリベールで起こったクーデターでは遊撃士協会に協力してリシャール元大佐が率いていた”情報部”とやり合った上、”リベールの異変”では”剣聖”の娘や放蕩皇子達と浮遊都市(リベル=アーク)に乗り込んで”教授”達――――――当時の結社の”実験”と”計画”の為に浮遊都市(リベル=アーク)に乗り込んでいた”蛇の使徒”や”執行者”、それに結社の強化猟兵達ともやり合ったリベール組では最年少の戦闘メンバーでもあったそうよ。」
「ええっ!?ラ、”ラッセル”って……!もしかしてその女の子はシュミット博士と同じ”三高弟”の一人であり、『導力革命の父』と称されているアルバート・ラッセル博士のご家族なのですか!?」
「ああ、ティータ君はそのラッセル博士の孫娘だよ。」
苦笑しながら答えたクロチルダの説明を聞いたアリサは驚きの声を上げ、アリサの推測にオリヴァルト皇子は静かな笑みを浮かべて答えた。
「し、しかも12歳の女の子が2年前にリベールで起こった”異変”の大元だったあの浮遊都市に乗り込んで、結社の人達とやり合ったって…………」
「2年前の”リベールの異変”の時で12歳だったら今は14歳だから…………わたしよりも一つ年下の女の子だから、エリゼ達と同い年の女の子か。」
「一体どんな女の子なんでしょうね…………?」
エリオットは信じられない表情で呟き、フィーは考え込みながら呟き、エマは戸惑いの表情を浮かべていた。

「先程レン皇女殿下は共同開発したのは”ティータ達”と仰いましたが……まさかアルバート・ラッセル博士を含めた”ラッセル家”の方々とそちらの戦術オーブメントを共同開発されたのですか?」
「ええ、そうよ。ティータ達と一緒に開発したその戦術オーブメント―――”ENIGMA(エニグマ)R(リメイク)”は”ENIGMAⅡ”の機能に加えて”ARCUS”独自の機能である”戦術リンク”も搭載しているわよ♪」
「せ、”戦術リンク”まで搭載しているんですか!?」
「そういえばカレル離宮での戦いはリィン君達は”ENIGMA(エニグマ)”を使っていたにも関わらず”戦術リンク”も発動させていましたが…………まさか、今のリィン君達はその戦術オーブメントを?」
アルゼイド子爵の質問に答えたレンの答えにマキアスが驚いている中トマスはカレル離宮での戦いを思い返してレンに訊ねた。

「大正解♪リィンお兄さん達に限らず、メンフィル・クロスベル連合も”ENIGMA(エニグマ)R(リメイク)”を採用しているわ。」
「それにしても、一体どうやって”戦術リンク”の機能まで搭載したのよ?元々”戦術リンク”が搭載されている”ARCUS”は”ラインフォルトグループ”が独自で開発した戦術オーブメントのはずよ?」
「うふふ、そこは仔猫(キティ)であるレンの出番よ♪」
疲れた表情で疑問を口にしたサラの質問に対して笑顔で答えたレンの答えにその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて脱力し
「キ、仔猫(キティ)、ですか……?」
「意味不明なんだけど。」
我に返ったトワは困惑の表情で呟き、フィーはジト目で指摘した。

仔猫(キティ)…………なるほどね。大方貴女が”ハッキング”でラインフォルトグループのデータベースにある”ARCUS”に関するデータを盗んだのでしょう?」
「ハ、”ハッキング”!?で、でも”ラインフォルトグループ”のデータベースは導力端末に明るい母様直轄の”第四開発部”の人達がハッカー対策をしているはずですよ!?」
事情を察したクロチルダの推測を聞いたアリサは血相を変えて反論したが
「クスクス、以前私用でクロスベルに滞在していた時の”暇潰し”に色々な所を見て回ったのが懐かしいわね~――――――例えばエプスタイン財団から出向しているスタッフによるハッカー対策もしてあるIBCの導力端末システムや、レンには劣るけどIBCの導力端末システムを”ハッキング”できるくらいの腕前はあるハッカーのソバカス君の端末とかね♪ちなみに仔猫(キティ)はレンのハッカーとしてのハンドルネームよ♪」
小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンの答えにその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。

「魔術に加えて最新の導力端末の知識や技術にも明るいとか冗談抜きでアンタは一体どれだけの引き出しがあるのよ…………」
「それとその小娘の事じゃから、その”はっきんぐ”とやらも何らかの悪巧みに利用していそうじゃの。」
我に返ったセリーヌは疲れた表情で呟き、ローゼリアは呆れた表情で呟いた。
「…………もしかして”ユミル襲撃”の件でメンフィルはエレボニアと戦争する事を想定していたから、その事に気づいていた君が内戦の混乱のどさくさに紛れて”ラインフォルトグループ”にハッキングをしたのかい?」
「大正解♪ちなみに”ラインフォルトグループ”から得た情報は”ARCUS”だけじゃないわよ?―――勿論”機甲兵”や”列車砲”の情報も得たわよ♪」
「き、”機甲兵”や”列車砲”の情報まで……!」
「という事はいずれ――――――いや、もしかしたら既にメンフィル帝国軍もそうだが、クロスベル帝国軍も”機甲兵”や”列車砲”を所持しているかもしれんな…………」
「ううっ、”ラインフォルトグループ”の情報は一体どれだけ流出したのよ……?」
複雑そうな表情で問いかけたオリヴァルト皇子の推測に肯定したレンの話を聞いたエリオットは驚き、ミュラー少佐は重々しい様子を纏って呟き、アリサは疲れた表情で頭を抱え込んだ。

「ま、そういう訳だからその”ENIGMA(エニグマ)R(リメイク)”は豊富な数のアーツを習得できる”ENIGMA(エニグマ)”の利点と、戦術リンクというARCUS(アークス)”の利点の両方を搭載した戦術オーブメントだから、Ⅶ組のみんなやオリビエお兄さん達の戦力アップになるわよ♪」
「ARCUS(アークス)の利点である戦術リンクについては理解できるのですが、その”ENIGMA(エニグマ)”の利点である”豊富な数のアーツを習得できる”とは一体どういう意味なのでしょうか?」
「…………それは”ENIGMA(エニグマ)”を含めた従来の戦術オーブメントは”属性値”でアーツが使えるからよ。」
「”属性値”………?」
「”属性値”とは、その名の通りそれぞれの”属性”の”数”の事で、例えば攻撃アーツの”ファイアボルト”を使う為には火属性の”属性値”が1つ必要で、同じく攻撃アーツである”ヒートウェイブ”を使う為には火属性が3つと風属性が1つ必要なのさ。勿論戦術オーブメントにセットしているクオーツによる属性値の分だけ、アーツを使えるから”ヒートウェイブ”が使える場合、”ファイアボルト”に加えて火属性2つで使えるようになる補助アーツ”フォルテ”と風属性1つで使えるようになる攻撃アーツ”スパークル”が使用可能になるのさ。」
「えっと……ちなみに”ARCUS”で”ファイアボルト”を使用する際には”ファイアボルト”が登録されているクオーツが必要だったけど、従来の戦術オーブメントはアーツが登録されているクオーツが無い代わりにみんな、”属性値”があるクオーツだから、火属性の属性値が1つである”攻撃1”のクオーツでも”ファイアボルト”が使えるようになるから、”ENIGMA”を含めた従来の戦術オーブメントは”ARCUS”と違ってどんなクオーツをセットしても必ずアーツが使えるようになるんだよ。」
レンの話を聞いて疑問を抱いたラウラの疑問に答えたサラの説明を聞いて新たな疑問を抱いたガイウスにはアンゼリカとトワが説明した。

「という事はアーツ方面に関してはどう考えても”ENIGMAⅡ”の方が”ARCUS”よりも優れているという事にもなるよな。」
「フン、要するに俺達は”ラインフォルトグループ”に”ENIGMAⅡ”の劣化品を掴まされていたのか。」
「ちょ、ちょっと!?何でそこで私を見るのよ!私は”ARCUS”の開発に一切関わっていないどころか、”ラインフォルトグループ”の経営や開発にも一切関わっていないのよ!?」
説明を聞いた後”ENIGMAⅡ”が”ARCUS”より優れている事に気づいてそれぞれジト目になったマキアスとユーシスに視線を向けられたアリサは反論した。
「うふふ、今までの説明を聞いてわかったと思うけど、さっきも言ったように”ENIGMA・R”は”ENIGMAⅡ”のアーツの豊富さと”ARCUS”独自の機能である”戦術リンク”と、それぞれの戦術オーブメントの良い所を合わせた戦術オーブメントだから、今後の戦いに必ず役に立つわよ?」
「まあ少なくても、エマみたいにアーツを主体にしているメンバーにとっては大幅な戦力向上になるわね。単純に考えれば使えるアーツの数が増えるのだから、その増えた分だけ色々な戦い方ができるのでしょうしね。」
「それはそうなんだけど………」
「オレ達が集めた”ARCUS”のデータを盗んで開発した戦術オーブメントを使わせるとか、どんな皮肉だよ…………」
レンの説明に続くように答えたセリーヌの推測を聞いたエマは複雑そうな表情をし、クロウは呆れた表情で呟いた。
「…………だけど、リィン達もこの戦術オーブメントを使って戦っているんだから、少しでも早くリィン達に追いつく為にもこの戦術オーブメントを使いこなせるようになるべきだよね。」
「そだね。それに今後の活動でもこの戦術オーブメントは間違いなくわたし達の助けになってくれるだろうね。」
決意の表情で答えたエリオットの言葉にフィーは静かな表情で答えた。


「えっと…………”ENIGMA・R”が優れている事はわかりましたが、クオーツの互換性の問題で”ENIGMA”のクオーツを持っていないわたし達が使っても、戦力はアップする所かダウンする問題が残っているのですが…………」
「心配しなくてもその点についてはちゃんと考えてあるわよ。」
トワの疑問に答えたレンが再び指を鳴らすと今度は異空間から複数のクオーツとマスタークオーツ、そして大量のセピスが入った袋がそれぞれ7個ずつ現れて机に着地した。
「これは………クオーツとセピスか。」
「それにマスタークオーツも複数あるな……」
「もしかして私達に支給してくれた戦術オーブメントに対応しているクオーツやマスタークオーツでしょうか?」
机に着地したクオーツやマスタークオーツ、セピスが入った袋を見たガイウスとラウラは静かな表情で呟き、アンゼリカはレンに確認した。

「ええ。マスタークオーツはこの場にいる人数分と予備が2つで全てレベルを”3”まで育てているわ。クオーツは各属性のレベル3のクオーツを3種類を3個ずつ、後は”治癒”のような特殊クオーツを各属性2種類ずつ用意したわ。それだけあれば支給した全員分の”ENIGMA・R”のスロットに空きを作る事はないわ。それでも足りないんだったら、そのセピスを使いなさい。各属性のレベル3クオーツを2個ずつ用意できる分のセピスが入っているから、合成はカレイジャスにいる人達に頼むなり、この里にいる人達に頼むなりで調達しなさい。後アーツの組み合わせについては紫電のお姉さんや”匣使い”に聞けばわかるはずよ。」
「?何故サラ教官とトマス教官がその”ENIGMA・R”のアーツの組み合わせを知っているのだ?」
「――――――遊撃士達には依頼内容や自分達の活動を記録させる為の手帳であり身分証明書にもなる手帳――――――”遊撃士手帳”が配られていてね。”遊撃士手帳”には最新の戦術オーブメントのアーツの組み合わせも載っているのよ。あたしは今は遊撃士は休職中だけど、手帳は最新の手帳に更新してもらったから、あんた達が持っている生徒手帳にもアーツやクオーツの情報が載っているように当然あたしが持っている”遊撃士手帳”にも”ENIGMA”に適応しているクオーツや”ENIGMA”用のアーツ、そしてそのアーツの組み合わせも載っているわ。」
「私達”星杯騎士”も同じように”星杯手帳”というものがありまして。その手帳にも”遊撃士手帳”のように”ENIGMA”に適応しているクオーツや”ENIGMA”用のアーツ、そしてそのアーツの組み合わせも載っているんです。」
レンの指摘を聞いて新たな疑問を抱いたガイウスの疑問にサラとトマスがそれぞれ答えた。
「後リィンお兄さん達の件での支援物資も渡すから、今からレンについてきてちょうだい。」
その後アリサ達はレンについて行って、カレイジャスが停泊している広場へと向かうとそこにはオルディーネに加えてアリサ達にとって驚愕の存在があった。

~エリンの里・広場~

「あ、あの人形達って…………!」
「”機甲兵”…………」
「ほう…………あの甲冑達が、”騎神”をベースにして開発された兵器か。」
「”ドラッケン”、”シュピーゲル”、”ヘクトル”に加えて”ケストレル”まであるね。」
「おまけに私が内戦で父上との”親子喧嘩”に使っていた”シュピーゲル”まであるねぇ。ノルティア領邦軍からこんな図体がある物まで盗み出すなんて、メンフィル帝国の凄まじさには冗談抜きで脱帽するよ。」
「多分、盗んだ方法はノルティア領邦軍に潜入したメンフィルの諜報関係者がヴァリマールの時みたいに、簡易的な転位魔法陣を使ってシュピーゲルと共に”転位”で盗んだのでしょうね。」
驚愕の存在――――――機甲兵達を確認したアリサは驚き、ラウラは真剣な表情で呟き、ローゼリアは興味ありげな表情で機甲兵達を見つめ、フィーは静かな表情で呟き、内戦の際に一時的に自分が使っていた機甲兵――――――シュピーゲルに気づいたアンゼリカは目を丸くした後苦笑し、セリーヌは目を細めてアンゼリカが使っていたシュピーゲルまである理由を推測した。

「ここにある機甲兵はアンゼリカお姉さんが使っていたシュピーゲルを除けば全てメンフィルによって開発された新型の機甲兵よ。」
「なっ!?という事は既にメンフィル――――――いえ、メンフィル・クロスベル連合も”機甲兵”を…………!」
「それどころか、下手をすれば線路がなくても移動できたり、戦艦に搭載して空から砲撃できる”列車砲”とかも開発して実戦運用していそうだねぇ。」
レンの説明を聞いたミュラー少佐は驚き、オリヴァルト皇子は疲れた表情で溜息を吐いた。
「…………レン皇女殿下。何故リィン達の件で、彼らに貴国が作り上げた最新の兵器である機甲兵を?」
「クスクス、その方がリィンお兄さん達を説得しやすいと思ったからよ♪―――――リィンお兄さん達には”騎神”が二体、”神機”が一体に対してⅦ組は”C”が戻らなかった場合”騎神”どころか、機甲兵一体すらも所持していなかった上”C”が戻ってきたとしても”騎神”一体だけではどう考えてもリィンお兄さん達には対抗できないから、せめてもの”悪あがき”の手段くらいは用意してあげようと思って、パパやシルヴァンお兄様に話を通して”データ収集”を理由にしてⅦ組に機甲兵を支給できるように手配してあげたのよ。ちなみにアンゼリカお姉さんの”シュピーゲル”はついでに持ってきてあげたのよ♪」
「それは…………」
「チッ、言ってくれるぜ。」
「まあ、場合によってはアリアンロード――――――”銀の騎神”まで加勢する事があるかもしれないから、それを考えると目の前にいる機甲兵達ですら確かに”悪あがき”と言ってもおかしくない戦力ね。」
アルゼイド子爵の質問に答えたレンの答えにアリサ達が血相を変えた後それぞれ黙り込んでいる中ガイウスは複雑そうな表情で答えを濁し、クロウは舌打ちをして苦々しげな表情でレンを見つめ、クロチルダは静かな表情で答えた。

「…………だけど、今の僕達にとっては心強い戦力でもあるな。」
「ああ。それに確かに機甲兵は”騎神”や”神機”と比べると性能は劣るかもしれんが、決して歯が立たないという訳でもあるまい。実際、内戦でも機甲兵達の攻撃もヴァリマールに通っていたしな。」
「うん!僕達の準起動者としてのアーツ、そしてクロウのオルディーネと協力すればリィン達に届くはずだよ…………!」
決意の表情を浮かべたマキアスの意見にユーシスは静かな表情で同意し、エリオットは明るい表情を浮かべた。
「やれやれ…………”その程度”で浮かれるとは、先が思いやられるな。」
「へ…………」
「あら、この声は確か…………」
するとその時出入口の方面から呆れた様子の男の声が聞こえ、声を聞いたアリサが呆け、声に聞き覚えがあるクロチルダが目を丸くするとレーヴェがエヴリーヌと共に出入り口の方面から現れてアリサ達に近づいてアリサ達と対峙した――――――
 
 

 
後書き
という訳でⅦ組も機甲兵&メンフィル製のエニグマを手に入れました。まあ、それでリィン達に対抗できるなんてどうよ?と多くの人達が思うかもしれませんが(笑)
 
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