| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『君へ』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『2019.12.29』



君の電話の声はいつもより低くて、更に大人びて聞こえる。本当はもっと聞いてたい。でも君だってしたいことあるよね。

今、君を独り占めしてるのは僕じゃない。今、君に何かしてあげられるのは僕じゃない。今、君には僕なんて必要じゃない。

明日会える。解ってるのに今日は妙に淋しくて、なかなか電話を切れないでいる。ごめんね、君の時間を奪うようなことをして。

今日は明日の君を想像してちゃんとシッカリ眠れるかな...眠らなきゃね...


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧