新ヘタリア学園
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第二百十五話 勝つことは難しい
第二百十五話 勝つことは難しい
プロイセンは日本達に幾ら何でもというお顔で尋ねました。
「こんなの裁判でも勝てないだろ」
「フランスさんがですね」
「いや、委員長のとこのシェフがだよ」
プロイセンは自分に答えた日本にそれは違うだろというお顔で答えました。
「裁判になってもな」
「いえ、フランスさんが勝つ可能性は極めて低いです」
「?だから逆だろ」
「韓国で外国人が裁判で勝った事例はほぼないぞ」
アメリカもプロイセンにお話しました。
「ほぼ確実に韓国の国民が勝つんだ」
「中には外国人の被告が車の渋滞か何かで遅れている間に裁判があってある」
中国もお話します。
「おかしな通訳の下で有罪になった事例もあるあるよ」
「ちなみにこれは私の国民の方で」
また日本がお話します。
「アジア大会で怯えて盗んだという疑惑に答えてのことです」
「おい、それじゃあフランス負けるのかよ」
さしものプロイセンも唖然となりました。
「こんな訳のわからねえ裁判で」
「裁判になればそうなるかと」
日本もアメリカも中国も冷静です、ですがプロイセンはそのお話に幾ら何でもというお顔になっています。
第二百十五話 完
2019・12・28
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