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新ヘタリア学園

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第百六十七話  北京にまで

第百六十七話  北京にまで
 流賊は北京にまで迫ってきました、皇帝さんは逃がすべき人は逃がしましたがご自身は北京に残りました。
「ここでだ」
「皇帝としてあるか」
「そうだ、黄色の衣に相応しい最期を遂げる」
 皇帝の服を着て言うのでした。
「最後までな」
「まだ逃げられるあるが」
 中国は皇帝さんに言いました。
「流賊はこれといった船も持っていないある」
「川か海からか」
「そうしないあるか」
「今言った通りだ」
 皇帝さんの返事は確かなものでした」
「二言はない」
「そうあるか」
「そなたは好きにしていいがな」
「僕は国ある」
 それならとです、中国は皇帝さんに答えました。
「やるべきことは、あるよ」
「ここにいることか」
「最後まで付き合うあるよ」
 中国は皇帝さんに微笑んで言いました、これまで何度こうした経験をしたかと思いつつ。


第百六十七話   完


                  2019・12・4
 
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