| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第百六十三話  名将去って

第百六十三話  名将去って
 皇帝さんは敵の謀略にかかってよりによって袁さんを粛清してしまいました、それも極めて残酷なやり方で。
 それを見て中国は観念しました。
「この王朝は終わったあるな」
「間違いないある」 
 妹さんも同じでした。
「これではある」
「国はもたないあるよ」
「あの人が支えていたのにある」
「その袁さんを自分で粛清したら」
 そんなことをすればというのです。
「支える人がいなくなったある」
「見限る人が余計に増えるある」
「只でさえ人心を失っているのにある」
「これでは終わったある」
 もうこう言うしかないというのです。
「長く続いた王朝あるが」
「これではあるよ」
「もうこの王朝は終わったある」
「思えばこの王朝も色々あったあるな」
 兄妹で回想モードの入りました。
 もう死亡フラグまで出ました、明王朝は袁さんがいなくなったことで遂に滅亡が決定的になったのでした。


第百六十三話   完


                  2019・12・2
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧