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新ヘタリア学園

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第百四十三話  結論は一つ

第百四十三話  結論は一つ
 中国は考えました、そうして大阪に言いました。
「それしかないあるな」
「神様や仏様に頼みますか」
「関帝菩薩ならある」
 この神様ならというのです。
「きっと魔物やケンタッキーのおっさんに勝つある」
「関羽さんですね」
「そうある」
 三国志の英雄の一人です。
「強い、賢い、高潔の三拍子の人ある」
「その人はわても知ってます」
「甲子園球場に関帝廟も置くある」
「何でそこで『も』なんですか?」
 大阪は鋭く中国のその言葉に気付きました。
「一体」
「若しかするとある」
 中国はバツの悪いお顔になって返しました。
「敵わないかも知れないあるからな」
「関羽さんでもですか?」
「関羽一人でも呂布には、だったあるよ」
 演義の一場面です。
 魔物やケンタッキーのおっさんは呂布並に強いかも知れないのです、関羽だけでなく張飛も。中国はふとこうも思って言ったのです。


第百四十三話   完


                 2019・11・22
 
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