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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十六話 アンデッドという存在その十六

「着替えたところで、でした」
「僕から連絡が来たんだ」
「本当にいいタイミングでした」
 玲奈はこうも言った。
「制服を着終わった時でしたから」
「私もよ。丁度セーターを着たね」
「その時だったんですね、先輩は」
「そうだったのよ」
 こう晴彦に話すのだった。
「着終わってそこでだったから」
「すぐにですか」
「クラスに向かってね」
「ここで僕達と会ったんですね」
 晴彦も納得した顔になって述べた。
「そうなんですね」
「そうなの、ただね」
「ただといいますと」
「私トレーニングの時ジャージ着てたのよ」
「そうなんですか」
「うちの学校の体操服はね、学校の中でも」
 舞はこのことは嫌そうな顔で話した。
「抵抗あるから」
「それはどうしてですか?体操服なら」
「学校の中で着るのだったら普通じゃないかな」
 上城も晴彦と共に舞に言った。
「それだと別に」
「抵抗感はないですよね」
「俺そう思ったけれど」
「僕もです」
「だから。ブルマだからよ」
 舞は顔を赤くさせて晴彦そして上城にも答えた。
「あれは恥ずかしいわよ」
「そういえば最近ブルマの学校減ってますね」
「それでなんでうちの学園は今もなのよ」 
 舞の言葉は抗議めいたものになっていた。
「そもそも」
「あれわからないわよね」
「私もそう思います」
 ルルは不思議そうな顔で、玲奈は困った顔で続いた。
「制服のデザインはいいですが」
「体操服がブルマなのはね」
「正直困ります」
「恥ずかしいわよね」
「あれさえなかったら」
 こうも言う舞だった。
「最高の学校なのに」
「私達の世界じゃもうブルマの学校ってないけれど」
 栞がここで舞達にこう話した。
「世界によっては結構あるわよ」
「えっ、そうなんですか」
「ええ、確かに少数派だけれど」
 それぞれの世界、ライダー達が巡ってきた全ての世界でも相対的にというのだ。
「そうだれどね」
「まだブルマの学校ってあるんですね」
「それぞれの世界で結構ね」
「そうですか」
「中には個人の趣味で着てる娘もいるわよ」
「それは凄いですね」
 舞もその話には驚いて応えた。
「あえて穿くなんて」
「兎丸恋々ちゃんって娘よ」
「そうですか」
「けれどね」
「確かに少数派だけれど」
「あの娘最近また一段とスピード上げてるよね」
 虎太郎は彼女のそのことを話した。
「さらに凄くなったね」
「皆本当に強くなってるわね」
「日増しにね」
「それでもブルマの学校がまだ結構あるなんて」
 舞はその話自体に信じられないといった顔で述べた。
「それぞれの世界にしても」
「信じられないですね」
「うちの学校だけだと思っていたら」
 舞は玲奈に返した。 
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