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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百八十六話 アンデッドという存在その十四

「大事だ」
「まずは怪我をしない、死なない」
「それが第一だ」
 橘は晴彦に確かな声で答えた。
「だから君達もな」
「まずは怪我をしないことですね」
「そして生きることだ、生きていれば」
「スサノオに勝てるとか?」 
 ルルがこう言ってきた。
「そうですか?」
「その通りだ」
 橘はルルの笑っての言葉に真面目な顔で答えた。
「まさにな」
「あれっ、正解なの」
「そうだ、まずはだ」
「怪我をしなくて」
「生きてな」 
 そうしてというのだ。
「訓練をしていき」
「それで強くなって」
「戦うことだ」
「そういうことなのね」
「確かに俺達は死んでも生き返ることは出来る」
 橘はルルにこのことも話した。
「黒衣の青年やスマートレディがそうしてくれる」
「その人達のこともお話してくれたね」
「だから死ぬことについてもな」
「実はなのね」
「大丈夫だ、しかしな」
「死なないに越したことはないっていうのね」
「そういうことだ」
 こうルルに話した。
「要するにな」
「死んだら痛いだろうしね」
「それならな」
 まずはというのだ。
「死なないことだ」
「最初から」
「そしてだ」 
 橘はさらに話した。
「訓練も重要だが」
「それで強くなるからですね」
「そうだ、だからだ」
 橘は今度は舞に答えて話した。
「それは確かに重要だが」
「さらに大事なこともあるんですね」
「よく食うこともだ」
 このこともというのだ。
「大事だ」
「そうなんですね」
「食わないと動ける筈がない」
 橘はこうも言った。
「だからだ」
「訓練と食事はですか」
「両方共していく、バランスよく多く食えば」
 食事、それをというのだ。
「怪我も減るしな」
「ではこれからもですね」
 玲奈は橘のその話を聞いて表情を明るくさせて言ってきた。
「どんどん食べればいいんですね」
「バランスよくな」
「はい、では私これからも食べます」
「それはいいけれど」
 宙で両手を腰の後ろに回して立った姿勢になってだった、ルルは明るい顔になった玲奈を見てそのうえで言った。
「玲奈はね」
「何かありますか?」
「食べる量がね」
 それがというのだ。
「多過ぎるでしょ」
「そうでしょうか」
「もう桁外れに食べるから」
 それでというのだ。
「今以上に増えると」
「駄目ですか?」
「玲奈はいいとして」
 彼女自身はというのだ。 
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