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伝説となった狩人達

作者:さいぞう
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二十一人目
WALKIN' AWAY
  八話


すげえ話だね…

でもさあ、それがあんたとどう関係してるわけよ?









僕に似てるんです。
二年程まえくらいですね、雪山に狩りに行った時でした。



あ…

狩りって言っても猪くらいですけどね。


僕も奥はあまり入る事はないんですが…
頂上の手前にね、穴があるんです。


その入口にね。

大きくて綺麗な馬が、真っ白な体を真っ赤にして…

ケガしてたんですよ。



ええ。手当してやってね。
少し威嚇されましたけど…


僕も動物好きなので、怒らせないよう横に座ってました。








あ…腹減ってるか?
人参はないけど、これ食いなよ。








銀シャリ草あるでしょ?

雪山でよく採れるあれです。

それあげたんですよ。








ぶるるっ…








そう言ってね。
上手そうに食べてました。

そして少し休むと、その穴に入って行ったんです。

僕は邪魔する気なんてなかったので…

そのまま山を下りました。



なんかちょっと…似てるでしょ?
 
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