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おぢばにおかえり

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第五十五話 おぢばのバレンタインその十六

「それでなんです、あと三輪大社が近くにあるんで」
「あの日本で一番古いっていう」
「行くならあそこにもって思ってます」
 大社へのお参りも考えているというのです。
「別に神社にお参りしてもいいですよね」
「おみちは別にいいわよ」
 おみちは別におみちを信仰していても特に別の宗教のところに行っては駄目とかはありません、教祖も月日のやしろになられるまではお寺にお参りしていました。
「そうしたことはね」
「じゃあ勉強がてらにです」
「三輪大社の方にもなのね」
「参拝を考えています」
「そうなのね」
「はい、丁度近くにありますし」
 だからだというのです。
「その時に」
「それならね」
「三輪大社にも行って」
「あちらの大教会に行くといいわ」
「それで色々大教会のお話も読ませてもらってます」
 それぞれの大教会のそれもというのです。
「勉強に」
「そうしたこともしてるのね」
「はい、お話を聞かせてもらうと面白いですよ」
「そこまでする子がいるなんて」
「思いませんでしたか」
「ちょっとね、けれどね」
 私は阿波野君に答えました。
「それが絶対に生きるわね」
「後々ですね」
「そうなるわね。だから頑張ってね」
「そうさせてもらいますね」
「ええ、あとね」
「あとですか」
「行き来の時は気をつけてね」
「交通事故とか変な人に絡まれない様にですね」
「そこは気をつけてね」
「わかりました」
 私にこう答えてくれました。 
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