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曇天に哭く修羅

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第一部
  一・二・三

 
前書き
_〆(。。) 

 
真っ赤な色の教官《斬崎美鈴(きりさきみすず)》が一通り全員の【魔晄外装】を確認。


「私を含めた教官が指導してやるのは一軍と二軍の生徒のみ。【天覧武踊(てんらんぶよう)】への参加が許されるのも二軍から上だ。三軍に関しては実戦訓練をすることも禁ずる。二軍に昇格するまで別室で筋トレするなり外周を回って走り込みするなり好きに鍛えろ」


一軍は《江神春斗(こうがみはると)》が入っていた。

当然のことだが。

他にも一年生で序列一位の金髪少女《クリス・ネバーエンド》が居る。

立華紫闇(たちばなしあん)》の名は無い。

しかしそれは本人も解っていた。

悪い意味での『規格外』という最低な外装なのだから一軍落ちでも仕方ない。

二軍の発表が始まる。

無かった。

つまり……。


「以上。残りは三軍」


二軍までに選ばれなかった者の中には抗議する者も居たが美鈴はにべもなく。


「貴様等の心情なんぞ知ったことではないしはっきり言ってどうでも良い。不満が有るなら【龍帝学園】から去れ」


彼女は一軍と二軍を連れて巨大な体育館の中央へ向かって移動する。


「二軍以上は一対一で戦ってもらう」


自分が特別な存在だという自信の有る紫闇も規格外という身で簡単に成り上がれると思っていなかったので気にしていない。


(三日ぐらいで二軍に行くぜ)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


取り敢えず無駄に広い体育館の内部に在る外周を走っていた紫闇だが退屈になってしまったので中央に居る一、二軍の訓練を眺める。


「クリス・ネバーエンド。学年一位の実力を見せてもらおう。他の者も目に焼き付けろ。自分達の頂点が如何な力を持つのかを」


【魔術学園】では[学年序列]と[全体序列]が設けられており、新入生は主に【魔術師】としての【異能】が大きく影響して最初の格付けが為されるのだ。

次からは実積で序列が変わる。

この世界には魔術師と並んで【超能力者】も少なくないのでそういう特殊な力の場合でも序列が変わったりすることは珍しくない。


(まことに遺憾(いかん)ながら、そういう分類になると下から数えた方が早いんだよなあ俺)


恐らく紫闇は最下位付近。


「クリス・ネバーエンド、ここに序列二位から十位が居る。今から戦えるか?」

[順番に? それとも纏めて?」


ほくそ笑むクリスに美鈴が眉を寄せる。


「貴様、一位だからと調子に乗るなよ? 良いだろうネバーエンド。それならいっそ、この9人と同時に戦ってもらおうか。お前達、コイツの長く伸びた鼻をへし折って自身の傲慢さを思い知らせてやれっ!」


美鈴の号令に序列の二位から十位までが各々の武器である外装を出していく。


「上等っ。それでいきましょう。このクリス・ネバーエンドがどういう存在なのか此処に居る連中に見せてあげるわッッ!!」 
 

 
後書き
規格外の欠陥は魔術師として痛い。

主人公なんで何とかなりますが。
_〆(。。)
 
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