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自業自得と呼ぶにも

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第四章

「ド屑だったんだな」
「菅納も酷いけれどな」
「弁護士協会から処分出たけれどな」
「資格剥奪か」
「当然のことだな」
「そうなったこともな」
「本当に自業自得だな」
 誰もがこう思った。
「どうしようもない奴ばかりだな」
「こいつ等のお仲間もな」
「侭田って奴いるけれどな」
 ここで彼の名前も出て来た。
「こいつも酷いみたいだよ」
「どんな奴なんだ?」
「大村と菅納のお仲間って時点で察しがつくけどな」
「二人の大学の同期でな」
 それでというのだ。
「組合で好き勝手やってるらしいな」
「そいつも屑か」
「そんな奴か」
「碌に仕事もせずに組合活動に熱心でな」
 その侭田のことも話された。
「沖縄やら原発やらヘイトやらばっかりらしいぜ」
「それだけ聞いてもわかるな」
「どんな奴かな」
「ああ、それで朝から飲んでいたりしてな」
 そうしてというのだ。
「それで職場に来たりするらしいぜ」
「おい、朝から飲んでるのかよ」
「それは酷いな」
「それで車とかで来てたらアウトだぞ」
「飲酒運転じゃねえか」
 このことが問題になった、そして。
 彼の所属組合の名前が判明した、この団体はまさにだった。
「ガチプロ市民だな」
「そんな組合だな」
「平日の昼からデモしてな」
「暴れたりもしてるんだな」
「公安何してるんだ?」
「こいつ等過激派だぞ」
「元々革マスの流れみたいだぞ」
 その系列の組織だというのだ。
「あっちの」
「それじゃあ余計にまずいだろ」
「そういえばW大のセクトって革マスか」
「あっちの流れだったな」
「大村も菅納もだったしな」
「それでこの侭田ってのもか」
「侭田も調べるとな」
 これがだった。
「悪事多いぜ」
「みたいだな、出てる過去話聞くとな」
「こいつもド屑だな」
「大村や菅納と同じだな」
「ガチ屑で犯罪者だな」
「金のこととかで色々あって恫喝もするんだな」
「つまりな」
 侭田は何者か、そうした話にもなった。
「こいつも犯罪者だな」
「そうだよな」
「ちょっと警察に通報するか」
「もう公安には通報してるけどな」
「こいつ一般犯罪もしてるだろ」
「会社の金の横領とか恫喝してるしな」
 こうしたことを見ての言葉だった。 
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