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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話

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第二百三十七話

 
前書き
言い訳させて?
30MMとアースリィのカスタムしてたら書いたまま投稿忘れてたんだよ。







ごめんなさい。 

 
八月十二日

「バンカーバスターで地下から吹っ飛ばしたくなるな」

「物騒だね…一夏」

刀奈が皆で買い物に行こうと言い出し、デパートに行くことになった。

連槍とアルシャーヴィン夫妻は不参加だが。

「で、皆どこ行くの? やっぱ服買うの?」

「玩具屋」

と簪。

「え?」

「玩具屋」








二階にある玩具屋に来た。

そのプラモデルコーナー。

「簪、エヴァ好きなの?」

「うん」

「俺ATフィールド張れるよ」

掌の上に障壁を張って見せる。

「魔法?」

「まぁ、そうなんだけど。ATフィールドは心の壁、拒絶の力。
魔法も同じなんだよ。ゲートがプシオン構造体である以上魔法はプシオンの影響を受ける。
拒絶や敵意を持って魔法を使えば多少は威力が変わる」

「?」

簪が13号機のプラモデルを持ったまま首をかしげていた。

可愛い。

よく解らなかったようだ。

「えーと、プシオンって言うのは感情に関する素粒子なんだけどさ。
魔法を発動するにはそのプシオンっていうのが必要になるから、魔法は感情の影響を受けるんだよ」

簪はすこし考えるような素振りをした。

「つまり一夏がむらむらしてたらリリムキッスの倍率が上がるの?」

「なぜリリムキッスを知ってる……いや箒に聞いた他無いか」

「あたり」

「ま、まぁ、確かにそういう気持ちでリリムキッスを発動すれば威力は上がるよ」

「ふーん………」

簪は結局13号機のプラモデルを買わなかった。

エヴァのプラモデル高いもんなー。

「そういえば、一夏の妹達はこういうの興味ないの?」

簪が指差したのはプリキュアの変身セットだった。

「あいつらこういうのじゃなくてエアガンとかの方が好きだぞ。
親の影響なんだろうな。前にヴィッサリオンの所行ったらフィーネが二人の世話してる隣でヴィッサリオンが実銃弄ってた」

「危なくないの?」

「大丈夫じゃね? ヴィッサリオンも銃には触るなっていってたし。
まぁ、だからこそエアガンとかを触りたいんだろうな。
円香も二人に影響されてるみたいだし。
だから俺が持ってるの貸してたりするぞ。平日はジオフロントのホールで毎日大戦争だ」

「へー。一夏ってエアガン持ってるんだ」

「有るにはあるぞ。実銃の方が多いけど」

ロリsに貸してるのはゴーグル、拳銃、ライフル、手榴弾、ゴムナイフ、エトセトラ…。

サバゲーの基本セットの他にも竹刀とか使ってたりする。

時々暇なコアが等身大のフレームアーキテクトで相手をしたりしている。

腕前については、本職である更識の実働部隊を鎧袖一触にした時点で御察し。

三人揃えば(正面戦闘に限るが)特殊部隊にも勝てるだろう。

「それに、たぶん日朝ヒーローよりあいつ等の方が強いしな。
飛べるし。硬いし。速いし」

ソフトターゲット(プリキュア)くらいなら一分くらいで殲滅しちゃうんじゃない?

あ、初代は無理です。あんなバケモン勝てるかボケぇ。

ライダーと戦隊ヒーローなら………(性格的に)後衛なリムがムスペルヘイムで一網打尽かな?

逃げられたら…………(同じく性格的に)前衛のエレンと円香が追い込むでしょ。

俺? 分解で不思議防御も貫通してぶっ殺しますが何か?

「ふーん……………」

一通り玩具屋を見たあと、俺と簪は他の面子と合流することになった。



同じく二階の子供服を扱う店に行く。

束さん(レディーススーツ)、朱美さん、布仏姉妹が円香達の服を選んでいた。

既にカゴに入っている着ぐるみパジャマを誰が選んだかは言うまでもなさそうだ。

「で、なんで刀奈は箒にぱふぱふされてるの?」

さっき名前を上げなかった刀奈と箒だが、刀奈が真正面から箒に抱きつかれている。

ちょうど箒のデカい胸に顔が挟まれている。

「お嬢様がふざけてコスプレグッズばかりを持ってくるからです」

「あ、そ…」

虚さんが『これだからこの駄目主人は…』とでも言いたげに言った。

で、そのお嬢様こと駄目主人は…。

「あ~やわらかぁ~い」

満喫中だった。

ぐりぐりと顔を箒の爆乳に押し付け、匂いを嗅いでいる。

変態じゃなかろうか。

でも絵にはなるんだよなー。

今日の箒が着てる男っぽい黒いパーカーとジーンズ。

対して刀奈の白のシャツに黒いロングスカートといういかにもお嬢様な格好。

「一夏、一夏」

「どうした簪」

「キマシタワー建てる?」

「建てないけど…」

どうやら簪も考えることは同じだったようだ。

「刀奈。あまり胸を刺激されると母乳が出てしまうのだが…」

「じゃぁ箒ちゃんのおっぱい飲ませてー」

と刀奈がふざけて返したが。

箒の奴俺にアイサインしたかと思ったらどこかに刀奈を連れていった。

あー………刀奈喰われるな。

「むぅ…」

なぜか簪に後ろから抱きつかれる。

「簪さん?」

「あててんのよ?」

「まだ何も言ってねぇよ…。あと君のママが睨んでるんですが」

「みんな胸おっきい…」

「あー……………束さんと箒は薬の影響もあるから無視していいぞ」

アマノガワ使えばバストサイズは間違いなくアップする。

たぶん売り出したら儲かる。

ただ、母乳が出まくって煩わしいかもしれないが。

「あのロリっ子達も姉や親を見るに将来有望。本音も虚も普通におっきいし」

「ま、まぁ、お前の親も姉も大きいし希望はあるぞ」

刀奈は年の割にはあるし、朱美さんもそこそこ。

簪は………うん。何も言うまい。

「でもほら。気功使ってれば大きくなるさ。あれは肉体を健康的な形にしようとするから。吸血鬼の力ほどじゃないが、お前も大きくなるさ。……………………たぶん」

俺は気功より魔法を鍛えてたから小さいけどな。

「……………箒達が使ってる薬ってなに?」

「え? ああ。アマノガワっていう母乳が出るようになる薬だよ。薬っていうか、ナノマシン?」

「………幾らくらいする?」

「え? いや…売ること考えてないしな…でも売るとして……母乳が出なくて困ってるお母さん達とか居そうだし夜のプレイにもちょうどいいから……一万……いやもう少し安くても利益は出そうかな…」

「そう……」

と簪が抱擁を解く。

なにやらごそごそしてたので後ろを振り向くと…。

「じゃぁ一万円で私に売って」

と一万円札を俺に差し出していた。

「んー………………俺は別に構わないんだけど、親に聞いてからにして。
簪が母乳出たとか聞いたらあの人マジで俺を斬りに来るから」

「じゃぁお母さんの分も私が出すから。お母さんにも射って」

「必死かよ……」

簪は朱美さんではなく、近くの紳士服売り場に居た楯無の所へ。

ちょっと聞き耳(自動成功。吸血鬼イヤーを嘗めるな)を使う。

『ねえ、お父さん。一夏が胸が大きくなる薬あるっていうんだけど、使っていい?』

『え? あー……うん……いいと思うぞ』

おい楯無。

『わかった。お母さんの分も買っとく』

『待て、朱美の分は俺が出す。幾らだ』

『一人一万円』

『そうか…よしお前の分も俺が出そう』

『いいの?』

『お前の気持ちはよくわかるぞ。男だって小さいと薬に頼りたくなるからな。
ま、坊主が持ってる薬なら信頼できるだろう。
……………そういう薬で一万円って安い方だしな』

妙に実感のある言い方からして薬に頼ったことあるのか楯無…。

義手のドラッグ・デリバリー・システムに精力剤入れといてあげようかな…。

簪が楯無から貰った二万円を持ってドヤ顔で戻ってきた。

「………………………………」

「ぷりーず」

「あー………………タダでいいよ」

何とも言えない気持ちだ。

「ちゃんと払う。こうすれば一夏は約束を破れない」

確かに簪の言うとおり金銭の授受があった場合俺は簪にアマノガワを渡さなければならない。

吸血鬼も、広義の悪魔に当たる。

契約は破れない。

でも俺は金に困ってないし、知り合いから金を巻き上げるような真似はしたくない。

という訳で……。

「じゃぁ、契約内容変更。俺がこっちに居る間だけでいいから、簪の母乳ちょうだい。コップか何かに入れてくれればいいから」

すると簪はちょっと顔を赤らめながら。

「…………………変態」

と罵った。

「吸血鬼としては良心的な要求だと思うけど?」

「………じゃあこの三万円でお姉ちゃんと本音と虚の分を」

「それもタダでいい。俺は知り合いから金を巻き上げるような事したくないって言ってるの。OK?」

「……OK」

「帰ったら渡すから」

「ん。わかった」

オマケで母乳パットとかもつけといてあげよう。








それはそれとしてさっきから箒がリリムキッス使ってるようなんだが刀奈は無事だろうか。
 
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