| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第九十話  何と雨が

第九十話  何と雨が
 午後に入っても雨が続くと思われました、ですが。
 一時頃急に晴れました、どの国もこれはまさかと思いました。
「演出だっぺ?」
「そんな筈ないから」
 ノルウェーがデンマークにいつもの突っ込みを入れました。
「絶対に」
「やっぱりそうだっぺな」
「気候を操れる人はいない」
 このことをはっきりと言いました。
「絶対に」
「そうだっぺな」
「そう、そして」
 ノルウェーはさらに言いました。
「雨は本当に止んだから」
「台風が温帯低気圧になってっぺな」
「こうなった」
「いや、凄いことだっぺな」
「これから本格的な儀式になるから」
 その時にというのです。
「雨が止むことは奇跡」
「流石は日本の上司の上司の人だっぺ?」
「僕も思う」
「まあ流石にこれで終わりっぺ」
 これ以上のことはないというのです、ですが儀式の時に起こった奇跡はこれで終わりではありませんでした。


第九十話   完


                  2019・10・26 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧