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麗しのヴァンパイア

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第百七十六話

                第百七十六話  大蒜を食べても
 先生は赤ワインを飲んでからまた使い魔達に話した、アヒージョやパエリアだけでなくソーセージやチーズもあるのでそれ等も楽しみつつそうしている。
「大蒜等が苦手なのは東欧の限られた種類だけです」
「その吸血鬼達だけですか」
「そうなのですね」
「吸血鬼全てがそうではない」
「大蒜は苦手ではないですか」
「私達が戦っているカーミラ嬢も」
 この吸血鬼もというのだ。
「大蒜は平気です」
「そうなのですね」
「その実は」
「はい、大蒜をよく使ったお料理も」
 そういったものもというのだ。
「平気でして」
「それで、ですか」
「大蒜料理も楽しめる」
「そうなのですね」
「十字架も好きではないですが平気で」
 こちらも大丈夫だというのだ。
「銀もです、そして日光も」
「そういえばそうですね」
「カーミラ嬢はお昼に歩く時もありますね」
「確かに夜がお好きですが」
「それでも」
「高位の吸血鬼はバンパイアロードとも呼ばれ」
 吸血鬼の貴族になるというのだ。
「その中でもかなり高位ですと魔王にも匹敵します」
「魔王ですか」
「そこまでの強さになるのですか」
「ではカーミラ嬢もですか」
「そこまでの強さがありますか」
「はい、ドラキュラ伯爵と並んで」
 吸血鬼の代名詞となっているこの吸血鬼と共にというのだ。
「そうなっています」
「今ドラキュラ伯は八条学園におられますね」
「そこで定住しておられますね」
「狼男さんやフランケンさんといつも一緒ですね」
「一緒に遊んでおられますね」
「カーミラ嬢はそこは違っていて」
 今田先生はまた彼女の話をした。
「私達と戦いを楽しんでいますが」
「その実力は魔王ですか」
「そこまでのお強さですか」
「そうでしたか」
「ですから私も今日子ちゃんも真剣です」
 こうは言う、だが。
 今田先生は今は笑顔だった、そうしてだった。
 大蒜が多く入ったスペイン風の食事の最後にはやはりスペイン風のデザートを楽しんだ。そこでも赤ワインは一緒だった、そうしてこの時は最後まで笑顔であった。


第百七十六話   完


                 2019・7・11 
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