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フォース・オブ・イマジナリー

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Turn:21 シャドウパラディン

 
前書き
雀ヶ森ジンとのファイトに挑むシュン
強力なシャドウパラディンのユニットを相手に必死に立ち向かう
そしてついに光と影の騎士団が対峙する 

 
ブラスター・ダークの剣から放たれた衝撃波がベリコウスティ・ドラゴンを退却させる
「ネヴァンのスキルでもう一度ネヴァンをコール、ブラスター・アックス、漆黒の乙女 マーハをコール」
早くもユニットを並べ攻撃態勢に入るジン
「マーハのスキルで手札の黒の賢者 カロンをスペリオルコール、一枚ドローしてパワー+5000」
剣を構えながらマーハがバーサ―ク・ドラゴンを見据える

Turn:21 シャドウパラディン

「手札のユニットをコールしながらドローとパワーアップ………アレンのスキルに似てるな」
「能力まで似通っているんだね」
スグルの言葉にヤイバは何かが引っかかった
「(待てよ………ブラスター・ダークのスキルは登場時にカウンターブラストを一つ払って相手リアガードを退却………本当にそれだけか?)」
ブラスター・ブレードは退却の効果に加えヴァンガードの時リアガードが揃っていればクリティカルが上がる能力を持つ
もし、ブラスター・ダークにも似たようなスキルがあるとしたら
「(ここまでやって………まだ何かある?)」

「カロンのスキル、能力で登場したのでカウンターチャージ………んー」
盤面を見ながらジンは思案していた
「(エルモが邪魔ですねぇ………けどこれ以上出来ることはないですし)」
ブラスター・ダークが剣先をバーサ―ク・ドラゴンに向けるとブラスター・アックスが飛び出した
「ブラスター・アックス(10000)でバーサ―ク・ドラゴン(10000)を攻撃」
斧を振り下ろしたブラスター・アックスの攻撃がバーサ―ク・ドラゴンの二つの頭部うちの一つを直撃する
2nd damage
【槍の化身 ター】
クリティカルトリガー
クリティカル=バーサ―ク・ドラゴン(クリティカル2)
パワー=バーサ―ク・ドラゴン(20000)
「ネヴァン(5000)のブースト、ブラスター・ダーク(15000)でバーサ―ク・ドラゴンん(20000)に攻撃」
「ター(15000)でガード」
ドライブトリガーを警戒してかシュンはブラスター・ダークのアタックを守りに行った
Drive check
【ダークサイド・トランぺッター】
クリティカルトリガー
クリティカル=漆黒の乙女 マーハ(クリティカル2)
パワー=漆黒の乙女 マーハ(25000)
「カロン(11000)のブーストしたマーハ(36000)でバーサ―ク・ドラゴン(20000)にアタック」
「(一枚では止まらないか………)」
飛び上がったマーハがバーサ―ク・ドラゴンを剣で一閃
その剣を収めるとともにバーサ―ク・ドラゴンが倒れる
3rd damage
【ドラゴニック・ガイアース】
トリガーなし

「ライド・ザ・ヴァンガード!この世のすべてのものを焼き尽くす黙示録の炎!」
渦巻く炎が立ち上りそれを突き破って真紅の竜が姿を現す
咆哮を上げその力強い気迫が目の前の敵を圧倒する
「ドラゴニック・オーバーロード!イマジナリー・ギフト、フォース」
オーバーロードに光が宿ると力強い咆哮が響く
「(こんなにぞくぞくするのはいつ以来でしょう………)」

「ジンが本気になったね」
「実際あのファイターすっごく強いですよ、見ていてわかります」

「来い、ベリコウスティ・ドラゴン、ドラゴンナイト・ネハーレン、ネハーレンのスキルでヴァンガード後ろのネヴァンを退却、エルモのスキルでカウンターチャージ、一枚ドロー」

「ベリコウスティ・ドラゴンのスキルでパワーアップ、エルモのスキルでコスト管理も完璧」
「一気に攻めに入るつもりだ………」

「さらにバーをコール、スキル発動、ブラスター・アックスを退却」
シールドの高いブラスター・アックスを退却させ攻撃を通しやすくするシュン
「オーバーロードのスキルでパワー+10000!オーバロード(33000)でブラスター・ダーク(10000)を攻撃!」
オーバーロードの放った炎がブラスター・ダークに迫る
だが………
「暗黒の盾 マクリール(守護者)完全ガード」
オーバーロードの炎をマクリールが遮る
Twin drive
【リザードソルジャー ラオピア】
トリガーなし
【ドラゴニック・オーバーロード】
トリガーなし

「スタンドするスキルを発動から止めに行ったか」
「オーバーロードのようなスキルはあえて発動させる選択肢もありますけど………」
「手札を維持しながら守り切るためさ」
最初の攻撃から止めに行ったジンのプレイングをタイヨウがアヤカに説明していた
「確かにジンのダメージは2、今の攻撃にクリティカルは出ていなかったから受けても3、だけどジンがやったように最初からガードした場合、ツインドライブでクリティカルトリガー1枚までなら両方の攻撃をノーガードで通せる」
「そうか、兄さんの手札は2枚で、そのうち1枚はさっきトリガーでめくったダークサイド・トランぺッターだから」
「それでネハーレンのアタックまでは止められる、けれどもリアガードが薄くなってしまうから」
「結果的に攻撃力が落ちてしまう………」

「ネハーレン(15000)でマーハ(10000)を攻撃」
ネハーレンの槍から放たれた電撃がマーハに襲い掛かる
悲鳴を上げながら倒れたマーハはそのまま消滅する

「ここでリアガード叩き?」
「このターンではどのみち決めきれない、マーハは展開の起点になるユニットだからここで退却させるのはありだ」

「バー(13000)のブーストしたベリコウスティ(33000)でブラスター・ダーク(10000)を攻撃」
ベリコウスティ・ドラゴンの振り下ろした足を剣で受け止めるブラスター・ダーク
3rd damage
【ブラスター・ダーク】
トリガーなし

「ふふっ、いい攻撃でしたよ、もし完全ガードが無ければ危なかったかもしれませんね、けれどここまでです」
これまでの柔らかい雰囲気を一変させ不気味なまでの笑みを浮かべるジン
「ファイナルターン!」
ドローしたカードを手札に加えると元々手札にあったカードを手に取った
「呪われし竜よ、出でて邪悪な力を振るえ!ライド!」
黒い風が渦巻いて周囲を暗雲が包み込む
不気味な色の稲妻が光る中黒い闇を纏った竜が風を突き破って咆哮を上げる
「ファントム・ブラスター・ドラゴン、イマジナリー・ギフト、フォース」
ファントム・ブラスター・ドラゴンに祝福の光が宿り再度咆哮を上げてオーバーロードを威嚇する
「ネヴァンのスキル、暗黒の盾 マクリールをスペリオルコール、手札よりダークサイド・トランぺッターとアビス・ヒーラーをコール」
リアガードを埋めるジンだがほとんどがパワー5000のグレード0
一見すると盤面はボロボロだが………
「ファントム・ブラスター・ドラゴンのスキル、ネヴァン、アビス・ヒーラー、ダークサイド・トランぺッター………呪われし竜にその身を捧げよ!」
不気味な目を光らせながら自身のユニットを見つめるファントム・ブラスター・ドラゴン
「ダムドチャージング・ランス!」
次の瞬間ファントム・ブラスター・ドラゴンの持つ槍が味方のはずのリアガードを次々貫いていく
悲痛な声を上げながら貫かれたユニットはその場で倒れ黒い靄のようなものが槍に集まっていく
「相手が選んだリアガードを3体退却」
「くっ!?」
シュンのリアガードは3体のみ、必然的にすべてのユニットが退却することになる
槍から放たれた衝撃がシュンの布陣に襲い掛かり一気にリアガードを消し飛ばした
「くっ」
余波で怯んだオーバーロードにファントム・ブラスター・ドラゴンが迫る
「さらにファントム・ブラスター・ドラゴンのパワーを+15000、クリティカル+1」
咆哮を上げながらファントム・ブラスター・ドラゴンが槍を振り上げる
「ファントム・ブラスター・ドラゴン(38000)でドラゴニック・オーバーロード(13000)を攻撃」
「くっ………ノーガード」
この攻撃を防ぐには最低でも35000のシールドが必要になる
トリガーチェックの可能性を考えるとシュンはガードせずノーガードするしかなかった
Twin drive
【ブラスター・ジャベリン】
トリガーなし
【ダークサイド・トランぺッター】
クリティカルトリガー
クリティカル=ファントム・ブラスター・ドラゴン(クリティカル3)
パワー=暗黒の盾 マクリール(15000)

ファントム・ブラスター・ドラゴンの槍がドラゴニック・オーバーロードを貫く
悲痛な声が辺りに響き渡った

4th damage
【魔竜導師 ラクシャ】
クリティカルトリガー
クリティカル=ドラゴニック・オーバーロード(クリティカル2)
パワー=ドラゴニック・オーバーロード(23000)
5th damage
【ドラゴンナイト・ネハーレン】
トリガーなし
6th damage
【ドラゴニック・オーバーロード】
トリガーなし

「くっ………」
であって間もないがシュンの実力の高さはヤイバたちもよく知っている
にもかかわらずジンには手も足も出なかった
「一つだけ訂正します………次に君たちの中から選べと言ったらどちらからにするか迷ってしまいそうですね」
「………ふっ、そのときは俺が勝つさ」
「いえいえ、僕も負けません、ですが今は………」
そういってジンがヤイバの方を見る

「フルバウ」
「ぐらいむ」
2体のハイドッグが惑星クレイ、ユナイテッドサンクチュアリの影の闘技場で睨み合っていた
「ライド、ブラスター・ジャベリン」
「ライド!ナイトスクワイヤ・アレン!」
ヤイバの手札には追加でコールできるユニットがあった、だが………
「(ブラスター・ダークのスキルで退却させられることを考えるとうかつにコール出来ない、このままいく!)
ブラスター・ダーク登場時のスキルは相手リアガードの退却
それを警戒してヤイバはコールしない選択肢を取った
「アレン(8000)でブラスター・ジャベリン(8000)にアタック!」
「ノーガードです」
Drive check
【沈黙の騎士 ギャラティン】
トリガーなし

アレンの剣が振り下ろされブラスター・ジャベリンが後退する

1st damage
【ブラスター・ダーク】
トリガーなし

「すべてを闇に包み込む、我が分身!ライド!」
噴き上がった闇を切り裂いて黒き鎧をまとった剣士が敵を見据える
「ブラスター・ダーク」
姿を現した漆黒の騎士を前にアレンは剣を構えつつもかすかに恐怖を感じていた
「漆黒の乙女 マーハをコール、スキルによりカロンをコールしドロー、更にカロンのスキルでカウンターチャージ、そして髑髏の魔女 ネヴァンをコール、スキルにより新たなネヴァンをコール」
ユニットを並べ序盤から攻めに入るジン
「………来る!」
「ブラスター・ダーク、スキル発動」
 
 

 
後書き
次回予告
「認められはしたが引き立て役にさせられた感じが否めないな」
「僕の気持ちがわかったかい?」
「お前、実は俺に負けたことを根に持ってるな」

turn:22 ブラスターVSブラスター

「いやいや、ほんの冗談だよ」
「目が笑っていないぞ」 
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