| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

麗しのヴァンパイア

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第百七十四話

             第百七十四話  オートミールを食べて
 今田先生は今日子先生と一緒に牛乳を多く入れたオートミールを食べた、その朝食の後でこんなことを言った。
「オートミール食べて」
「元気が出たかしら」
「ええ、まだ本調子じゃないけれど」
 それでもというのだ。
「これで午前中はゆっくり休んだら」
「復活出来るのね」
「そんな感じね」
「じゃあ午前中は私や使い魔達に全部任せて」
 そうしてとだ、今日子先生は今田先生に話した。
「それでね」
「寝ていたらいいのね」
「そう、風邪が治ったら食べて」
「それから休んだら」
 そうすればというのだ。
「それでね」
「体力も回復するわね」
「だからよ、いいわね」
「今からなのね」
「ベッドに戻って」
「寝るべきね」
「そうすればいいわ、牛乳がたっぷり入っていたから」
 それでというのだ。
「よく寝られるわよ」
「そうよね、牛乳は良質の蛋白質だから」
 このことは今田先生も知っている、それで応えるのだ。
「沢山飲むとよく寝られるから」
「だからね、いいわね」
「今日の午前中も」
「よく寝てね」
「わかったわ。それで午後は」
「塾に来る子供達にね」
「授業で魔法教えさせてもらうわ、そういえば午前中は」
 今田先生はこの時間の話もした。
「今日は予定ないわね」
「ええ、有り難いことにね」
「それじゃあ都合がいいから」
「あと何かあっても」
「今日子ちゃんと」
「使い魔の皆に任せてね」
「それじゃあね」
「よく寝てね」
「そうさせてもらうわ」
 笑顔で応えてだった、そのうえで。
 今田先生は幸い寝間着のままだったのでそのままベッドに戻った、それでよく寝た。そして目覚めるとだった。
 もう昼だった、それで起きてきて今日子先生に言った。
「お昼はサンドイッチとサラダと目玉焼きにしましょう」
「いいわね、じゃあね」
「それと牛乳ね」
 これもと言ってだ、お昼を食べたがこの時は完全に本調子になっていた。


第百七十四話   完


                 2019・7・4 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧