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聖神官の謎

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第五章

「格闘も出来る神官、絶対の自信があって」
「身体のオーラも」
「それもな」
 このことも観てわかった。
「尋常やない」
「おらっち達に匹敵する位の」
「そんな普通の神官ってな」
 それこそというのだ。
「おらんな」
「幾ら凄い人でも」
「滅多にな」
「法力や徳はわかりましたけど」
「あそこまで凄いとな」
「巨人軍が狙うのも当然で」
 ガルパンはどうかという顔で述べた。
「さらに」
「それ以外にもな」
「何かあるとですね」
「思ったけどな」
「それはおらっちも思うっていうか」
「確信してるな」
「サンチェスさんもですよね」
 ガルパンはサンチェスに問い返した。
「そうですよね」
「只者や絶対にない」
「おらっち達みたいな」
「そんな存在やろな」
「そうですね、そして」
「その人とな」
「今からですね」
「成敗に行こうか」
 テロリスト達のとだ、こう話してだった。
 二人は女神官と共に巨人軍の拠点に向けて出発した、すると彼女はまるで千里眼でもあるかの様に。
 二人を的確に案内していった、途中モンスター達とも遭遇したが。
 二人と同じだけだった、女神官は強かった。術も格闘も彼女自身が言う通り見事もっと言えばそれ以上の域だった。
 それでサンチェスはまたガルパンにキャンプ中に彼女が休んでいる間にこんなことを言った。
「鬼神やな」
「その域の強さですね」
「ほんまに僕達並にな」
「強いですね」
「普通僕達位の強さになろうって思ったら」
 それこそというのだ。
「長年鍛えに鍛えて」
「やっとですね」
「なれるけど」
「それが、ですね」
「僕達より少し年上位でな」
「あそこまでなれることは」
「この世界に元からおる人は」
 それこそというのだ。
「ほんまに相当にな」
「冒険や戦闘を経て」
「なれるが」
「あの若さでは」
「まず無理や」
「そうですよね」
「けれど僕等の世界から来たにしては」
 そう考えるにはというのだ。 
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