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虫達の宴

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第三章

「だからだよ」
「無限に強くなるんやな」
「そうだよ、じゃあご主人と一緒にね」
「僕っちのサポートしてくれるか」
「ヘッドさん自身も強いしね」
「強いいうても」
 ヘッドはここで自身の神具であるオロルンのナイフを見た、今は戦闘の武器に使っているが実は建築士の職業にある彼のあらゆる作業を助けてくれる言うならば十徳ナイフやサバイバルツールの様なものだ。方位磁針や時計の機能も備えているし計算も出来る。
「これだけで戦闘はな」
「元々はだね」
「僕っち建築士やからな」
 こうジオンゴに返した。
「実はな」
「戦闘はだね」
「専門やない」
「そうだね、けれど」
「このナイフはな」
「武器としても強いね」
「それに術も使えるさかい」
 それでというのだ。
「戦闘自体はな」
「出来るね」
「しかもな」
 ジオンゴにさらに話した。
「僕っちこの世界やと岩人やし」
「頑丈だよね」
「身体自体が鎧みたいなもんやし」
「戦闘も出来るね」
「そうやけどな」
 建築士でもというのだ。
「本分やなくても」
「それじゃあね」
「ああ、依頼が依頼やしな」
「虫を倒していくね」
「このままな、しかし多いな」
 今度は大毒蛾が出て来た、ヘッドは彼等には氷の術を放って戦った。そうしてとにかく虫達を倒していった。
 依頼は他の冒険者達も引き受けていたが彼等よりもだった。
 ヘッドはジオンゴそしてスライムのサポートを受けて虫達を誰よりも多く倒していた、その倒した数はというと。
「何でも今の段階でね」
「どうなんや」
「ヘッドが無視を倒してる数も種類もトップで」
 それでとだ、浮島にある街の一つにある宿屋の中で話した。
「全体の三割五分はね」
「僕っちがか」
「倒してるそうだよ」
「そうなんやな」
「それで僕とスライムが一割五分だから」
「僕っち達だけで半分か」
「それだけ倒してるよ」
 こうヘッドに話した。
「これは報酬が楽しみだね」
「今回の依頼出来高やしな」
「うん、虫を倒してもお金になるし」
 モンスターとして出て来ているからだ。
「結構お金も入ってるね」
「昆虫系はお金あまり持ってへんけどな」
「それでも数を倒してるとね」
「入るし」
「それじゃあね」
「手に入れたお金は国庫に入れるか」
 そちらの欲はあまりないヘッドはこう述べた。
「給料は貰ってるし」
「それで充分だね」
「そうやしな、ほな依頼をな」
「このままだね」
「続けていこうな」
 こうジオンゴに話して次の日も虫達を倒していった、浮島の虫達はとかく多く二人も他の冒険者達も浮島中を巡って片っ端から倒していったが。
 遂に数が目標に達して依頼終了となった、ヘッドはその時にギルドから倒した数を聞いて思わず言った。
 事務員の犬人の若い女、マサイ=ウジョモが笑って彼に話した。
「一万超えてますよ」
「一万超えか」
「一万七千五百二十五、種類も二十を超えています」
 こうヘッドに話した、ヘッドはその話を聞いて思わず言った。
「そこまで倒してたか」
「凄い数になったね」
 ジオンゴも応えた。 
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