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フォース・オブ・イマジナリー

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Turn:15 アクアフォース

 
前書き
ヤイバとアマネのエキシビションが始まった
アマネの使うアクアフォースは絶対正義を掲げる強力なユニットたち
ヤイバははたしてどのように立ち向かうのか 

 
表彰式が行われ上位入賞したファイターたちにポイントが進呈された
「こ、こんなにもらえるんだ………」
グレードのあがったファイカを見てあっけにとられるヒトミ
「お二人ともっと大きな舞台で出会えるのを楽しみにしていますね」
そういってレイラが引き上げていく

Turn:15 アクアフォース

「もっと大きな舞台?」
「矢代、そろそろ戻らないとエキシビションが」
「あ、すいません、すぐ出ます」
ヤイバに耳打ちされて慌てて飛び出していくヒトミ
入れ違いでアマネがステージにやってくる
「優勝おめでとう………あなたの起こす風がどこまで強くなるのか………確かめさせてもらうわ」
自身のデッキを取り出し笑うアマネ
「風?………」

惑星クレイ、メガラニカの海中神殿に降り立つ二人
いよいよエキシビションマッチの幕が切って落とされる
「「スタンドアップ」」
「マイ」
「「ヴァンガード」」
「ぐらいむ」
「士官候補生 エリック」
アマネがライドしたのは将校のような装いに身を包む人型のユニットだった

「あれがアクアフォース?」
「そう、絶対正義を掲げる海の艦隊、それがアクアフォース」
「なんか堅苦しい感じがするかも………」

「ティアーナイト テオにライド」
「ナイトスクワイヤ アレンにライド!アレン(8000)でテオ(8000)にアタック」
Drive check
【ぽーんがる】
トリガーなし
水中を勢いよく進んだアレンがテオに斬りかかる
1st damage
【ストームライダー ステリオス】
トリガーなし
「ライド、潮騒の水将 アルゴス、戦場の歌姫 ドロテア、ティアーナイト テオをコール」
ユニットを展開し攻撃の態勢を整えるアマネ
「テオ(8000)でアレン(8000)にアタック」
「ぽーんがる(10000)でガード!」
向かってきたテオの腕にぽーんがるが噛みつく
「ドロテア(7000)のブーストしたアルゴス(16000)でアレン(8000)にアタック」

「最初から2回も攻撃してくるなんて」
「いや、3回だ」
「えっ?」

「アタックした時アルゴスの効果、コストを支払いテオをスタンド」
Drive check
【ストームライダー ディアマンテス】
アルゴスの銃から放たれた攻撃がアレンに襲い掛かる
1st damage
【ソウルセイバー・ドラゴン】
トリガーなし
「リアガードをスタンドしてもう一度攻撃してくるなんて………」
「まるで当麻君のノヴァグラップラーみたい………」
「スキルで連続攻撃を仕掛ける点で言えば一緒だね、大きく違う点で言えば、パワー抜群のノヴァグラップラーに対して、アクアフォースは数で攻めてくる点だ」
「数?」

「スタンドしたテオ(8000)でアレン(8000)にアタック」
テオの剣による攻撃も決まりアレンが遺跡の壁にたたきつけられる
2nd damage
【ハイドッグブリーダー アカネ】
トリガーなし
「闇を切り裂け、光の剣!ライド!ブラスター・ブレード!」
ブラスター・ブレードが剣を構えると飛び上がって相手のユニットたちを見据える
「ブラスター・ブレードのスキル!退却せよ!ティアーナイト テオ!」
剣を振るって放った衝撃波でテオが吹っ飛ばされ退却する
「ギャラティンとハイドッグブリーダー アカネをコール、アカネのスキルでぽーんがるをコールし、ソウルチャージ」
Soul cage
【小さな賢者 マロン】
ヤイバもユニットを揃え攻撃の構えに入る

「どうでもいいけど、ヤイバさんぽーんがるのスキルよく外すよね」
「確かにパワーアップも捨てがたいけど、ドライブチェックでトリガーが出る可能性がその分上がるから一概に外れとは言えないよ」

「ギャラティン(10000)でアルゴス(9000)にアタック!」
ギャラティンが剣を振るってアルゴスを攻撃する
2nd damage
【ストームライダー ディアマンテス】
トリガーなし
「ブラスター・ブレード(10000)でアルゴス(9000)にアタック!」
「高速遊撃のイルカ兵(15000)でガード!」
アルゴスに向かっていくブラスター・ブレードをイルカ兵が放つ魚雷が阻む
Drive check
【世界樹の巫女 エレイン】
ヒールトリガー
パワー=ハイドッグブリーダー アカネ(20000)
ダメージ回復
「ぽーんがる(8000)のブーストしたアカネ(31000)でアルゴス(9000)にアタック」
3rd damage
【ティアーナイト ラザロス】
トリガーなし

「やった!逆転した!」
「まだだ………勝負はココからだ」

「見せてあげる、あらゆる悪徳を洗い流す激しき潮の流れを、その名は正義!ライド!」
水面を揺らす風が少しずつ強くなっていく
風が一か所に集まっていき水をまき上げ嵐と変わっていった
その嵐の中心を突き破り青い体を持った竜が姿を現す
「蒼嵐竜 メイルストローム!イマジナリー・ギフト!アクセル!」
新たなサークルが追加され光が宿った
「ストームライダー ディアマンテス、潮騒の水将 アルゴス、発光信号のペンギン兵をコール」
次々現れるユニットがすべてブラスター・ブレードを見据える
「メイルストロームのスキル、カウンターブラストを支払い、前列のユニットすべてのパワー+3000」
「アルゴス(12000)でギャラティン(10000)にアタック」
アルゴスの放った銃弾がギャラティンを貫く
「アルゴスのスキル、バトルの終了時にカウンターブラストを支払いスタンド」

「今度はアルゴスがスタンドした!?」
「アルゴスはヴァンガードの時とリアガードの時で能力が違うんだよ、ヴァンガードの時は味方を立ち上がらせ、リアガードの時は自ら攻めに行くユニットだ」

「ドロテア(8000)のブースト、メイルストローム(23000)でアタック」
Twin drive
【虹色秘薬の医療士官】
ヒールトリガー
パワー=ストームライダー ディアマンテス(25000)
2nd check
【バトルシップ・インテリジェンス】
クリティカルトリガー
クリティカル=蒼嵐竜 メイルストローム(クリティカル2)
パワー=ストームライダー ディアマンテス(35000)
メイルストロームの双肩から放たれたミサイルがブラスター・ブレードに襲い掛かる
2nd damage
【アルフレッド・アーリー】
トリガーなし
3rd damage
【ういんがる】
トリガーなし

「あっという間に追いつかれちゃった………」
「しかもまだ攻撃は残っている」

「続けてペンギン兵(8000)のブースト、アルゴス(20000)でヴァンガードにアタック」
「頼む!ふろうがる(15000)」
アルゴスの放った攻撃をふろうがるが受け止める
「ストームライダー ディアマンテス(35000)でアタック、ペンギン兵のスキル発動、カウンターチャージ」
ペンギン兵がライトを振るって合図をしたのちお辞儀をして退場する
「そしてその表になったダメージを使いカウンターブラスト!ディアマンテスのスキルで、手札を1枚、バトルシップ・インテリジェンスを捨てて自身をスタンド、パワー-3000」

「またユニットがスタンドした!?」
「そっか、数で攻めるってそういうことだったんだ………」
「下がった分はメイルストロームのスキルで上がっていた数値」
「それでも32000あるな」

「世界樹の巫女 エレイン(20000)!ハイドッグブリーダー アカネ(5000)!」
「守った!」
「でもディアマンテスはもう一度攻撃できる」
ディアマンテスが再び剣を振るってブラスター・ブレードを攻撃する
4th damage
【沈黙の騎士 ギャラティン】
トリガーなし

「戦士たちとともに道を切り拓く、若き日の王の姿を見よ!ライド!アルフレッド・アーリー!」
鼓笛隊の音色が鳴り響き戦士たちが剣を掲げる
鎧を鳴らしながらその中心を歩く一人の王がいた
目を見開いて駆け出したそのユニットは降り立つとともに持っていた大剣を地面に突き刺した
「イマジナリー・ギフト!フォース!」
ヴァンガードのアルフレッド・アーリーに光が宿った
そのまま剣を構えメイルストロームを見据える
「アルフレッド・アーリーのスキル!ソウルのブラスター・ブレードをスペリオルコールし、1枚ドロー!」
アルフレッド・アーリーの隣に立ったブラスター・ブレードが並び立つように剣を構える
「退却せよ!潮騒の水将 アルゴス!」
ブラスター・ブレードが放った光でアルゴスが貫かれて退却する

「いいぞ!連続攻撃の起点になるユニットを潰した」
「ディアマンテスも処理したいところだけどそこはしょうがない、インターセプトを持ってるアルゴスを優先したのは正解だ」

「まずはぽーんがる(8000)のブーストしたアカネ(21000)でメイルストローム(12000)を攻撃!」
「高速遊撃のイルカ兵(15000)でガード」
「アルフレッド・アーリー(23000)でメイルストローム(12000)を攻撃」
「ノーガード」
Twin drive check
【アルフレッド・アーリー】
トリガーなし
2nd check
【ふろうがる】
クリティカル=アルフレッド・アーリー(クリティカル2)
パワー=ブラスター・ブレード(30000)
3rd damage
【戦場の歌姫 ドロテア】
トリガーなし
4th damage
【翠玉の盾 パスカリス】
ドロートリガー
パワー=蒼嵐竜 メイルストローム(22000)
1枚ドロー
「ふっ、いい風向きね………」
アルフレッド・アーリーの姿となったヤイバは相手のヴァンガードを見据えた
ダメージは4枚で攻撃は残り一回………、しかもトリガーが出ている
「なら、ういんがる(8000)のブースト!ブラスター・ブレード(43000)でストームライダー ディアマンテス(12000)を攻撃!」

「リアガードを狙った!?」
「どうせこのアタックじゃ決めきれない、次のターン確実に守るなら連続攻撃の要になってるディアマンテスを潰すのはありだ

「翠玉の盾 パスカリス(守護者)、手札の虹色秘薬の医療士官をドロップして完全ガード」
ブラスター・ブレードが振り下ろした剣はパスカリスの盾によって受け止められた

「リアガードを完全ガードで守った!?」
「数を揃えなければアクアフォースはフルパワーを出せない、次の攻撃のために思い切ったね」

「ライド、蒼嵐竜 メイルストローム」
水面を揺らす風が少しずつ強くなっていく
風が一か所に集まっていき水をまき上げ嵐と変わっていった
その嵐の中心を突き破り青い体を持った竜が姿を現す
「イマジナリー・ギフト、アクセル」
「2つ目のアクセルサークル!?」
「タイダル・アサルトをコール、ドロテアのスキル発動、タイダル・アサルトにパワー+8000」

「え!8000も上がるの?」
「その分カウンターは2つ使うけどな」

「タイダル・アサルト(27000)でアルフレッド・アーリー(13000)へ攻撃」

「止めようと思えばさっきのふろうがるで止められるけど」
「タイダル・アサルトも連続攻撃可能なユニット、次はメイルストロームが来るしそのスキルのことを考えたら………」

「ノーガード」
タイダル・アサルトが振るった剣がアルフレッド・アーリーを切り裂く
5th damage
【アルフレッド・アーリー】
トリガーなし

「ドロテア(8000)のブーストしたメイルストローム(20000)でアルフレッド・アーリー(13000)を攻撃」
「イゾルデ(守護者)でガード!」
メイルストロームの放ったミサイルをイゾルデの盾が受け止める
「ツインドライブ………どうやら風は私に味方したようね
Twin drive check
【蒼嵐竜 メイルストローム】
トリガーなし
2nd check
【高速遊撃のイルカ兵】
フロントトリガー
ストームライダー ディアマンテス=32000
蒼嵐竜 メイルストローム(30000)
タイダル・アサルト(37000)

「ここでフロントトリガーが出るか」
「残ったリアガードがどっちも30000越え!?」
「さすがに防ぎきれないか………」

「タイダル・アサルト(37000)でアルフレッド・アーリー(13000)にアタック」
タイダル・アサルトが迫る中闘志を燃やしメイルストロームを見据えるヤイバ
「まだ………何か糸口があれば………!」
ヤイバはここでアマネの手札を見た、先ほどドライブチェックでめくった2枚
すぐさまギアースに写るメイルストロームの情報を見直す
「よし!ふろうがる(15000)とぽーんがる(10000)でガード!」
「なるほど、まだあきらめていないようね………さて、ココの選択肢、どうするべきか」
「(ここが勝負だ!)」

「まだあきらめてないって………どういうこと?」
「なるほど………そういうことか、相手の手札は2枚、メイルストロームのスキルは3回目か4回目のリアガードの攻撃が通ったとき、手札を2枚捨ててスタンド」
「そうか!ディアマンテスもスキルで手札を捨てちゃうから………」
「スタンドすることを選んだ場合、メイルストロームのスキルは使えなくなる」

「ディアマンテスのスキルで手札のメイルストロームをドロップしてスタンド、ディアマンテス(29000)で攻撃」
スタンドすることを選んだアマネは手札1枚を残し全力で攻撃を仕掛けてきた

「ここを止めてもあと一回攻撃が残る………しかも」
手札のギャラティンを見るヤイバ
そのシールドは10000あり両方のリアガードでインターセプトすればこの攻撃は防げるが
「ノーガード」
「(そういうこと………最後まであきらめないのね)」
6th damage
【騎士王 アルフレッド】
トリガーなし

ファイトが終わってすぐアマネはギアースで今のファイトを確認した
「(最後の手札はギャラティン、もしヒールトリガーが出ればインターセプトに使うユニットは1枚で済む、そうなれば次のターンはまた3列で攻撃、そうすれば私に勝てた………)」
ギアースがシャットダウンし手元に戻ってきたデッキをしまったアマネはヤイバに歩み寄った
「素晴らしいファイトをありがとう、あなたの風はいずれ多くのファイターと共に嵐を呼び起こす………そんな気がするわ」
とても柔らかな笑顔で手を差し出すアマネ
その手を握りながらヤイバが訝しげに口を開く
「つかずっと気になってたんだけど………その風って言いまわしなんなの?」
ヤイバの問いかけに目を丸くしたアマネは思わず吹き出す
「ごめんなさい、これ父の口癖なの、小さい頃から聞いてたからうつっちゃって」
「はあ、なるほど………」
改めて握手した二人に盛大な拍手が送られメガラニカ支部の大会は幕を閉じた 
 

 
後書き
次回予告
「負けちまったか………」
「しょうがないよ、相手はアジアチャンピオンだもの」
「ま、しばらくはのんびりクエストでもこなしていくか」

turn:16 宮導チカゲ

「でもまたドラエン支部でイベントあるみたいだよ」
「あそこイベント多いなぁ」 
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