| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

おぢばにおかえり

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五十三話 おさづけの理その十七

「それでもね」
「帰り道は気をつけて」
「そうさせてもらうわ」
「阿波野君がボディーガードに行ったら?」
 白石さんが事務所から言ってきました。
「そうしたら?」
「えっ、そんなのいいですよ」 
 私は白石さんにすぐに言いました。
「大層ですから」
「そう言うけれど夜道に女の子一人は危ないからね」
 白石さんはこう私にも言いました。
「だからね」
「阿波野君がですか」
「これ冗談じゃなくてね」
「阿波野君がボディーガードにですか」
「寮まで一緒に行ったらいいよ」
「あの、若しですよ」
 ここで阿波野君が笑って言いました。
「僕が危なかったり何かあって逃げたら」
「阿波野君にはないから」 
 そしたことはとです、阿波野君にも言う白石さんでした。
「大丈夫だよ」
「それじゃあ」
「うん、ちょっと千里ちゃんのボディーガードお願いするね」
「そうさせてもらいます」
「あの、本当にいいですから」
 私はまた言いました。
「そこまでは」
「いやいや、冗談抜きでね」
「女の子一人の夜歩きは危ないですか」
「だからね」
「阿波野君がボディーガードにですか」
「そう、阿波野君もいいよね」
「本当にいいんですね、僕で」
 阿波野君のお顔が真っ赤になっています、そのうえで私を見ながら白石さんに対して応えています。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧