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ドリトル先生と姫路城のお姫様

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第九幕その十一

「先生、宴の日をお知らせに来ました」
「それで何時ですか?」
「来月の第一日曜日です」
 この日にというのです。
「開かれます」
「そうですか、その時にですか」
「はい、開かれますので」
 それでというのです。
「その日の夜先生のお家に迎えの者が来ます」
「そうですか」
「ではその時に」
 まさにというのでした。
「宜しくお願いします」
「それでは」
「しかしです」
 ここで手の目は研究室の中を手の平を動かしてその目で見回してからこうしたことを言うのでした。
「紅茶のカップがあることが」
「イギリス的ですか」
「はい、紅茶の香りもしますし」
「よく僕は紅茶の匂いがすると言われます」
「いつも飲んでいるからですね」
「自分でもそうだと思います」
 先生は手の目に笑ってお話しました。
「このことは」
「そうですね、これが我々ですと」
「日本のお茶ですね」
「はい、姫様は抹茶がお好きです」
「では茶道も」
「お好きで」
 そうだといのです。
「この度の宴でもです」
「楽しみにされていますか」
「はい」
 まさにというのでした。
「普段からよく飲まれていますが」
「宴の時もですか」
「お酒の合間に。それに」
「茶道でもですね」
「よく飲まれています」
「日本のお茶といいますと色々ありますが」
 先生も日本のお茶をよく飲んでいるのでこのことはわかっています、もう紅茶だけの先生ではなくなっています。
「やはりです」
「まずはお抹茶ですね」
「ですから」
 それでというのです。
「何となくですがわかります」
「そうなのですね」
「はい、それではですね」
「宇治の葉を用意しておきますので」
「宇治のですか」
「それも最高級の」
 葉はそちらだというのです。
「そしてお水は六甲です」
「そうきますか」
「兵庫ですので」
 それだけにというのです。 
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