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フォース・オブ・イマジナリー

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turn:12 ヤイバVSスグル

 
前書き
ヤイバとスグルのファイトが始まった
いつも一歩引いているスグルが本気でヤイバに挑んでくる
ノヴァグラップラーの猛攻を前にヤイバは窮地に陥ってしまう 

 
学習塾で一人勉強に励んでいた幼い頃のスグル
ふと後ろの方の机に集まっている塾生たちが盛り上がっていることに気付きそちらを気にした
「何をしてるんだい?」
「ヴァンガードだよ、お前知らないの?」
そういって塾生の一人がカードを1枚スグルに見せた

turn:12 ヤイバVSスグル

「「スタンドアップ!ヴァンガード」」
ユナイテッドサンクチュアリの白亜の城で対峙するヤイバとスグル
「ぐらいむ」
「バトルライザー」

「さっきのディメンジョンポリスもそうだったけど、ロボット系やドラゴン系ってギアースで見ると迫力あるよな」
「今日の当麻君、なんだか真剣だね」
ギアースで見るノヴァグラップラーのユニットの迫力に感嘆していたタクヤだったがヒトミに言われてスグルの雰囲気がいつもと違うことに気付いた

「ライド!ナイトスクワイヤ アレン!」
「ライド、ライザーカスタム」
ライザーカスタムの操縦席からアレンを見据えるスグル
「(手札にもう1枚ライザーカスタムはあるけど………ここはコール無しだ)」
ライザーカスタムが勢いよくアレンに向かう
「ライザーカスタム(8000)でアレン(8000)を攻撃!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック!」
Drive check
【バーストライザー】
トリガーなし
「(よし!順調だ)」
ライザーカスタムの拳を剣で受け止めようとしたアレンだが容易く跳ね飛ばされ壁に激突する
1st damage
【ぽーんがる】
トリガーなし
「ライド!ブラスター・ブレード!」
ブラスター・ブレードが登場と共に剣を真っすぐ構える
「ういんがる、小さな賢者 マロンをコール、マロン(8000)でライザーカスタム(8000)を攻撃!」
「ノーガード」
マロンが本棚に手をかざし指先に集めた魔力を使い電撃を放つ
1st damage
【ターボライザー】
フロントトリガー
ライザーカスタム=18000
「ういんがる(8000)のブーストしたブラスター・ブレード(23000)でライザーカスタム(18000)をアタック!」
「(手札にあるウォールボーイで止められないこともないけどここは………)ノーガード!」
Drive check
【沈黙の騎士 ギャラティン】
トリガーなし

ブラスター・ブレードがライザーカスタムに斬りかかる
攻撃を受けた反動で一歩下がるライザーカスタム
2nd damage
【ジェットライザー】
トリガーなし
「今度はこっちの番だ!ライド!ハイパワードライザーカスタム!スキルでバトルライザーをスペリオルコール!さらにバーストライザー!ライザーカスタムをコール!」

「序盤から飛ばすなぁ、しかも後列にライザーカスタムか」
「どういうこと?」
普段からスグルとファイトすることの多いタクヤは彼の盤面を見て思わず零した
一方ヒトミは一度ファイトしたきりなのでよくわかっていない
「ライザーカスタムがリアガードにいると、同じ列のユニットがスタンドしたとき、自分も一緒にスタンド出来るんだ」
「そっか、再攻撃でもブーストできるんだ………ねえ、確かバーストライザーのスキルって」
「ヴァンガードがアタックしたとき、コスト払ってスタンド」
「あのユニット何とかしないと………」
「今スグルのターンだから、それにどっちみち無理」
「え?」
「えっと………あっ!そうか!」
アリサが首をかしげているとヒトミは何か気付いたようだ
「確かにブラスター・ブレードのスキルなら相手のユニットを退却できるけど」
「対象になるのは前列のユニット、ライザーカスタムは後列に居るからな、それでもバーストライザーをどうにかすることは出来るが………」

「その前に1点でも多くダメージを稼ぐ!ライザーカスタム(8000)のブースト!バーストライザー(17000)でブラスター・ブレード(10000)を攻撃!」

2nd damage
【騎士王 アルフレッド】
トリガーなし

「バトルライザー(6000)のブースト!ハイパワードライザーカスタム(15000)で攻撃!スキルでバーストライザーとライザーカスタムをスタンド!」
「エレイン(20000)でガード!」
ハイパワードライザーカスタムが拳を振り上げ向かってくる
そんな中でエレインが結界を張りブラスター・ブレードを守る

Drive check
【トランスライザー】
トリガーなし

「ライザーカスタム(8000)でブーストして、もう一度バーストライザー(17000)でアタック」

3rd damage
【ナイトスクワイヤ アレン】
トリガーなし

「騎士たちの神よ、出でて神秘の力を振るえ!ライド!ソウルセイバー・ドラゴン!」
上空に掛かった黒雲の隙間から一筋の光が差し込む
その光が翼のように大きく広がったかと思うと神々しい輝きを放つ竜が光の中から姿を現した
「ソウルセイバー・ドラゴンで来たか………」
「イマジナリー・ギフト!フォース!」
何もいないリアガードサークルに光が灯った
「マロンを後ろへ、ギャラティンをコール!マロンのスキルで1枚ドロー、アルフレッド・アーリーとぽーんがるをコール」

「リアガードにアルフレッド・アーリー………初めて見るパターンだね」
「多分マロンの効果で引いたんだろうな、バーストライザー邪魔だし最初から持ってたらライドしてただろうから」

「ぽーんがるのスキルでソウルチャージ、閃光の盾 イゾルデはトリガーユニットなのでぽーんがるのパワー+5000、マロン(11000)のブーストしたギャラティン(21000)でハイパワードライザーカスタム(9000)を攻撃!」
ギャラティンの攻撃を受けハイパワードライザーカスタムの巨体が揺らぐ
3rd damage
【ジェットライザー】
トリガーなし
「ういんがる(8000)のブーストしたソウルセイバー・ドラゴン(21000)で攻撃、スキルでソウルチャージ」
Soul cage
【ふろうがる】
「ウォールボーイ(20000)とトランスライザー(10000)でガード!」
Twin drive
【ぽーんがる】
トリガーなし
2nd check
【ハイドッグブリーダー アカネ】
トリガーなし
「ぽーんがる(13000)のブーストしたアルフレッド・アーリー(36000)でハイパワードライザーカスタム(9000)を攻撃」
アルフレッド・アーリーの剣が振り下ろされてハイパワードライザーカスタムが転倒する
4th damage
【ライザーカスタム】
トリガーなし
「(ソウルセイバー・ドラゴンの能力は次のターンに発動する、発動させたら勝ち目はない!このターンで決める!)」

「なんだか………」
「うん」

「ライド!パーフェクトライザー!イマジナリー・ギフト!アクセル!」
パーフェクトライザーが降り立つとアシュラ・カイザー、トランスライザー、ハイパワードライザーカスタムが姿を現す
「トランスライザー(8000)のブースト!アシュラ・カイザー(20000)でギャラティン(10000)を攻撃!」
「インターセプトを潰しに来るか、ノーガード」
アシュラ・カイザーに切り裂かれギャラティンが退却する
「ハイパワードライザーカスタム(19000)でソウルセイバー・ドラゴン(13000)に攻撃!」
「ぽーんがる(10000)でガード!」

「二人とも………楽しそう」

ライザーカスタムのブーストを受けたバーストライザーの拳がソウルセイバー・ドラゴンに直撃する
4th damage
【騎士王 アルフレッド】
トリガーなし
「バトルライザー(6000)のブースト!パーフェクトライザー(18000)でソウルセイバー・ドラゴン(13000)を攻撃!アシュラ・カイザーとハイパワードライザーカスタムをスタンド!更にスキルでバーストライザーとライザーカスタムをスタンド!」
「エレイン(20000)でガード!」
Twin drive
【ツイン・ブレーダー】
ドロートリガー
パワー=アシュラ・カイザー(22000)
1枚ドロー
2nd check
【バーストライザー】
トリガーなし
パーフェクトライザーの拳を受け止めるエレイン
だが勢いに負け後方に大きく吹っ飛ばされてしまう
「ハイパワードライザーカスタム(19000)で攻撃!」
エレインの小さな体がソウルセイバー・ドラゴンの眼の前を通り過ぎると同時にハイパワードライザーカスタムが向かってくる
「(今まで勉強の息抜きとしてヴァンガードを続けてきた………ショップに通いながらも勉強を続けて、ヴァンガードを最優先にしたことなんてなかった)」

「マロン(10000)でガード!」
「(でも、キミや矢代さんがヴァンガードを楽しむ姿を見て………僕も自分のすべてを込めたファイトしてみたくなった………こんなに楽しいものだったんだ!)」
バーストライザーのパワーはスキルで上昇して20000
ヤイバの手札はシールド5000のハイドッグブリーダー アカネのみ、これでは足りない
バーストライザーの拳がソウルセイバー・ドラゴンに直撃し電流が全身を奔る
「(ありがとうヤイバ君………でもこのファイトに勝つのは僕だ!)
5th damage
【ふろうがる】
パワー=ソウルセイバー・ドラゴン(23000)
クリティカル=ソウルセイバー・ドラゴン(クリティカル2)
「トリガーが乗ってアシュラ・カイザーは届かないか、ならアシュラ・カイザー(22000)でアルフレッド・アーリー(13000)にアタック!」
アルフレッド・アーリーがアシュラ・カイザーの攻撃に切り裂かれ退却する

「これで宮導君の前列ががら空きに………」
「手札のアカネを使ってぽーんがるを呼んでも、それじゃパワー不足だ、となると………」
「ドローするカード次第で勝負が決まる………」

「スタンドアンドドロー………騎士王 アルフレッドをコール!」
騎士王 アルフレッドがマロンの前に降り立つ
「ここでグレード3のアルフレッド!?」
「マロンのスキルでパワー+3000、1枚ドロー、更にアカネをコール」
これでヤイバのリアガードが埋まり万全の攻撃態勢が整った
「ソウルセイバー・ドラゴンのスキル発動!ホーリーチャージング・ロアー!ういんがる(23000)のブースト!ソウルセイバー・ドラゴン(51000)でパーフェクトライザー(12000)にアタック」
スグルはすぐに自信の手札を確認する
「(どっちのリアガードもパワーが大きすぎる………ここは通してダメージトリガーを引くしかない)」
Twin drive
【ういんがる】
トリガーなし
2nd check
【小さな賢者 マロン】
トリガーなし
ソウルセイバー・ドラゴンの放った光がパーフェクトライザーを直撃する
「(ここでドロートリガーを引ければ!まだチャンスがある!)」
5th damage
【ウォールボーイ】
ヒールトリガー
パワー=パーフェクトライザー(22000)
「(よりによってこのタイミングか………)」
ヒールトリガーは出たがダメージはヤイバの方が上
回復は出来ない
「マロン(26000)のブースト!アルフレッド(54000)でアタック!」
「(次は完全ガードするとしても、シールドは全部合わせても25000、パーフェクトライザーと合わせても47000………ここまでか)」
アルフレッドが愛馬に跨りパーフェクトライザーを斬りつける
アルフレッドの着地と同時にパーフェクトライザーの巨体が崩れ落ちた
6th damage
【アシュラ・カイザー】

ファイトが終わった後スグルは一人ベンチで物思いに耽っていた
「あんなに熱くなったファイトは初めてだったな………これからは僕も君たちと同じように………ヴァンガードが大好きなんだって、胸張って言えるよ」
目元を抑え天を仰ぐスグル
その頬には涙が伝っていた 
 

 
後書き
次回予告
「にしても当麻の本気ってなんか怖いな」
「そうかな?あんまり自覚はないけど」
「俺危うくグレード3になる前に負けるところだったぞ」

turn:12 グランブルー

「お前案外怒ると怖かったりするんじゃないか」
「結構よく言われるよ………それも自覚はないけど」 
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