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魔法学校の事件

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第一章

               魔法学校の事件
 イザベル=パストスとチェチーリア=モンテネグロは今はイザベルの神託でパラグアイのビヤリカに来ていた、二人がこの街に来るとすぐにだった。
 イザベルの貝殻に太宰から連絡があった、その連絡を聞いてから彼女は自分の横を術で浮かんでいるチェチーリアに話した。
「すぐに魔法学校に行って欲しいってな」
「言うてきてるんか」
「この街はパラグアイ国立の術の学校があるけど」
「そこでやな」
「何か事件が起こったらしいからな」 
 だからだというのだ。
「あたし達にすぐにな」
「そっちに行って欲しいってか」
「そう言ってきたわ」
 この様にというのだ。
「どうもな」
「そうなんやな」
「そや、それでな」
「今からやな」
「魔法学校に行こうか」
 こうチェチーリアに提案したのだった。
「今から」
「そうしよか」
 チェチーリアも応えてだ、二人はその足で魔法学校に赴き学校の中に入った。そして学校に入るとすぐにだった。
 校長は素性を明かして出てきた二人にこう言ってきた、名前はチェリコ=ピサロといったサイクロプスの老人であり紫のローブと帽子を身に着けている。
 その校長が二人に校長室のソファーに向かい合って座った状態で話をした。
「この魔法学校で子供達の間で悪戯が流行っていまして」
「どんな悪戯ですか?」
 イザベルは校長に尋ね貸した。
「それで」
「はい、モンスターを召喚するという」
「ああ、召喚の術を使った」
「そうです、初等部一年の頃に教えるのですが」 
 召喚の術はというのだ。
「あくまで初歩を」
「その初歩でもですか」
「モンスターを召喚出来ますので」
「モンスターを召喚して遊んで」
「それを学校のあちこちに放して悪さをさせる」
「そうした悪戯がですか」
「校内で流行っています、ですが」
 ここでだ、校長はイザベルそして彼女の横にいるチェチーリアに困った顔で話した。二人共今はコカ茶を飲んでいて校長も同じものを飲んでいる。
「近頃です」
「近頃?」
「モンスターの質がです」
 それがというのだ。
「強力なものになっていまして」
「強力っていいますと」
「スライム等がです」
 低級、子供が召喚するに相応しいモンスター達がというのだ。
「最近は中級の」
「そうしたモンスターがですか」
「やたら校内に出る様になり」
「中級のモンスターとなりますと」
 校長のその話を聞いてだ、チェチーリアは言った。
「危険ですね」
「はい、子供達に今のところ危害は出ていませんが」
「子供では相手に出来ないですね」
「そうです、ですが」
 ここで校長は首を傾げさせてこうも言った。
「子供の召喚するモンスターにしては」
「召喚出来るモンスターは召喚する人のレベルによりますさかい」
 イザベルがこのことを指摘した。
「子供やと」
「はい、レベル一かそれ位ですね」
「そんなモンスターになりますで」
「それがです」
「中級ですか」
「子供、初等部の子の召喚にしては」
「この学校は大学までありますね」
 イザベルがこのことを指摘した。 
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