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異世界転移した最強の俺、追放されたSSS級冒険者(美少女)を拾う

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俺に挑戦してくる脳筋が増えたのではという危惧

 こうして俺達は、宴会に付き合うことになった。
 上手くいったならお礼をということで、結構豪勢な宴会になるらしい。
 ちなみに俺の左右にはエリカとルーシーがいて、エリカの隣がメサイヤ、その隣がアイル神官長、その隣がキャサリンといった風になっていた。

 メサイヤが俺の一つとなりにいるのが俺は非常に不安に駆られる。
 とりあえずは、目の前にある食事をと思って、“謎の鶏肉”を丸焼きにしてカットしたものを口にする。
 ほんのりと蜂蜜の香りのする甘辛いたれがとても美味しい。

 良い物が食べられた。
 ちなみに俺は未成年なのでお酒の代わりにジュースを飲んでいた。
 他の国出身だからそういう風習なんだという話にしてある。

 そのせいかエリカやル―シーも今はジュースだ。
 変わった水色のジュースだが美味しい。
 そう俺が思っているとそこでメサイアとアイル神官長が、

「いや~、しかしまさか君があんな所にいるとは」
「ちょうど自分を高めるたびに出ていたが、何やら俺の力を“必要”とされている予感がしたから来てみたが……まさか妹の危機に駆け付ける羽目になるととは思わなかったな。まあ、彼がいるから大丈夫だっただろうが」
「彼、彼というのはあのユウスケという人物ですか?」
「そうだ。俺の現時点で、“ライバル”と認められるようなそんな存在だ。まだまだ勝てないが俺は、いつか、超えて見せる!」
「そんなにユウスケは強いのですか。確かに規格外の魔法の能力を持っていそうでしたが……ふむ。私も強い相手と手合わせするのは、興味がありますね」

 といった不穏な会話がすぐそばで聞こえた。
 同時に約二名ほどの熱い視線が俺の方に注がれる。
 男にそんなもの注がれても嬉しくない、そう俺は俺に挑戦してくる脳筋が増えたのではという危惧を覚える。
 だがそこでエリカが、

「兄さん」
「う、い、いや、だって……」
「だっえも何でもありません。ユウスケは先ほども言ったように、私の恩人です。それに失礼なことをするなら……これから顔を合わす度に、兄さんと口は聞いてあげません」
「! そんな!」

 メサイアが慌てたようにエリカにそう言うも、エリカは答えない。
 ありがとうエリカ、この調子でメサイヤは俺に挑戦するのを諦めてくれ、そう俺が思っているとそこでアイル神官長が俺に、

「ですが今日は本当に助かりました。貴方方がいなければ、どうなっていたことか。改めてお礼を言わせていただきます」
「いえ。俺にできることをしたまでです」
「のちほど皆様に少ない報奨金をお支払いします。あ、一番最後になってしまいますが……少しお話したいことがありますので、残って頂いてもよろしいでしょうか?」

 そうアイル神官長は言う。
 何かを聞かれるのかいわれるのか、それとも両方か。
 別の頼み事も入ってくるのだろうか? と俺は考えながらもちらりと俺はルーシーの様子を見る。

 一応はこの世界の女神様なルーシーに話をと思うも、そのルーシーと言えば、

「このお肉、味付けが絶妙で美味しい」

 などと言って幸せそうだ。
 こちらの話を聞いている様子は全くない。
 とはいえとりあえず俺はルーシーに、

「アイル神官長が後で報奨金の支払いと一緒に話があるそうだ」
「うんうん、分かった」

 そんな生返事をするル―シーを俺はもう放っておくことにして、俺達は食事を楽しんだのだった。

 
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