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フォース・オブ・イマジナリー

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Turn:11 発動!究極次元合体

 
前書き
メガラニカ支部の大会を順調に勝ち進むヤイバたち
ヒトミはユウダイとのファイトに臨む
強力なユウダイのユニットにヒトミも新たな切り札で対抗する 

 
メガラニカ支部の大会を順調に勝ち進んだヤイバたち
「ひえぇぇ」
「とうとう本選、ベスト8突入か
「僕の相手は宮導君だね」
「面白いファイトになりそうだ」
「私勝ち残っちゃってる………えっと、私の相手は………え?」

Turn:11 発動!究極次元合体

ギアースのコンソールに立つヒトミ
目の前に対峙しているのはユウダイだった
「勝ち残れたんだね」
「うん、大きな大会は初めてだったんだけど、お姉ちゃんのアドバイスのおかげでね」
「レイラさんの………」
「始めてください」
ユウダイの言葉が気になったヒトミだったが審判の合図でファーストヴァンガードに手を伸ばす
「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」

惑星クレイ、スターゲートのネオンサイン輝く夜の摩天楼に二人のファイターが降り立つ
「ロゼンジ・メイガス」
「次元ロボ ゴーユーシャ」
ビルの上に立ったロゼンジは正面に見える巨大なロボットを前に目を見開いた
「大きい………ノヴァグラップラーじゃない?」
「ディメンジョンポリスだよ、正義を胸に悪と戦う戦士たち、ライド!次元ロボ ダイブレイブ、ゴーユーシャの効果で1枚ドロー」
「サークル・メイガスにライド、ロゼンジ・メイガスの効果でドロー、オラクルガーディアン ジェミニをコール、ジェミニ(8000)でダイブレイブ(8000)にアタック」
ジェミニの顔が開き光線が放たれる
1sr damage
【ダイヤモンド・エース】
ドロートリガー
パワー=次元ロボ ダイブレイブ(18000)
1枚ドロー
「トリガーは出ちゃったけど………サークル・メイガス(8000)でダイブレイブ(18000)にアタック」
「ノーガード」
Drive check
【サークル・メイガス】
トリガーなし
「ライド!次元ロボ ダイドラゴン!もう1枚ダイドラゴン、その後ろに次元ロボ ダイタイガーをコール」
リアガードを並べて攻撃態勢を整えるユウダイ
「ダイタイガー(8000)のブーストしたダイドラゴン(18000)でサークル・メイガス(8000)に攻撃」
ダイドラゴンの放ったレーザーに貫かれ蹲るサークル・メイガス
1st damage
【サイレント・トム】
トリガーなし
「ヴァンガードのダイドラゴン(10000)でサークル・メイガス(8000)に攻撃!」
ヴァンガードのダイドラゴンがレーザーを放って追撃する
「うっ、サイキック・バード(15000)!お願い!」
先ほど撃たれた箇所を抑えながら手をかざすサークル・メイガス
翼を広げたサイキック・バードが身を呈してサークル・メイガスを守る
Drive check
【次元ロボ ダイマリナー】
トリガーなし

観覧席ではヤイバやスグル、そしてアリサが一緒に観戦していた
「次元ロボ ダイタイガーはヴァンガードのアタックが成功するとソウルに入って相手のリアガードを退却させることが出来る」
「退却された分を持ち直すために余計な手札を使わされるのを嫌ったのか」
「でもお姉ちゃん、ディメンジョンポリス見るの初めてなんでしょ、どうしてそんなことできたの」
「ああ、ギアースを使ってファイトしてると、システム側のサポートでそういう情報は表示して教えてくれんの」

「ライド!プロミス・ドーター!」
プロミス・ドーターが翼を広げてダイドラゴンを見据える
「サークル・メイガスの効果でドロー、ジェミニを後ろへ、サイレント・トムをコール、
プロミス・ドーター(15000)でダイドラゴン(10000)にアタック!」
プロミス・ドーターが翼を広げてダイドラゴンへ向かっていくとユウダイは手札を見る
「次元ロボ ゴーレスキュー(20000)でガード!」
Drive check
【時運の女神 ミズノハメ】
トリガーなし
突っ込んできた救急車両のようなマシン、ゴーレスキューの体当たりで吹っ飛ばされてしまうプロミス・ドーター
「ジェミニ(8000)のブースト!サイレント・トム(17000)で攻撃!」
サイレント・トムが指から放った弾丸がダイドラゴンの翼を打ち抜く
2nd damage
【次元ロボ ダイランダー】
トリガーなし
「正義の心が炎と燃える!ライド!」
『超次元ロボ ダイユーシャ!』
雄たけびを上げ剣を掲げる巨大な人型ロボット
その存在感に圧倒されるプロミス・ドーター
「イマジナリー・ギフト!フォース!」
『おおうっ!』
ダイユーシャに祝福の光が宿りその力を引き上げる
「ダイドラゴンのスキル、ソウルブラストしてダイユーシャのパワーを+5000!ダイユーシャのスキル、ダイドラゴンをレストしてパワー+10000」

「フォースと合わせて、ダイユーシャのパワーは38000………」
「すっごい、ただでさえ強そうなロボットがどんどん強く」
「それがディメンジョンポリスさ、スキルによるパワーアップを繰り返して強くなる、もちろんただパワーが上がるだけじゃない」
「超次元ロボ ダイユーシャはパワーが35000以上なら自身のクリティカル+1出来るんだ」
「え!?今ダイユーシャのパワーはえっと、フォースと、さっきのスキルと、ダイドラゴンで………」
「38000、条件クリアだ」
「でも、リアガードは?ヴァンガードを強化しても………」
「まあ、今は先攻だから元々パワーは足りてるけど、マスクドポリス グレンダーはヴァンガードのクリティカルが2以上ならパワー+5000、確かダイドラゴンは………」
「ヴァンガードのパワー35000以上で自身のパワー+10000」
「10000!?そんなに上がるの!?」
「まだ序盤だからダイユーシャのアタックはスルーしていいと思うけど………」
「そうするにはあのダイタイガーが邪魔だなぁ」

「グレンダー(15000)でプロミス・ドーター(9000)に攻撃!」
「サークル・メイガス(10000)でガード!」
拳を振り上げ向かってくるグレンダー
飛び出したサークル・メイガスがかわりに殴り飛ばされその体が地面を転がった
「ダイユーシャ(38000)でプロミス・ドーター(9000)にアタック!」
「(ガードできない)」
『ライトニング・ブレイブスラッシュ!』
ダイユーシャの剣に光が宿り大きく掲げられる
Twin drive
【次元ロボ ダイランダー】
2nd check
【ジャスティス・コバルト】
クリティカル=超次元ロボ ダイユーシャ(クリティカル3)
パワー=次元ロボ ダイドラゴン(30000)
ダイユーシャの振り下ろした剣から放たれた光がプロミス・ドーターに襲い掛かる
直撃を受けたプロミス・ドーターはそのまま地面を転がって倒れ伏した
2nd damage
【サイレント・トム】
トリガーなし
3rd damage
【イエローウィッチ メメ】
トリガーなし
4th damage
【プロミス・ドーター】
トリガーなし
「ダイドラゴン(30000)でプロミス・ドーター(9000)にアタック!」
ダイドラゴンの放ったビームが必死に起き上がろうとしていたプロミス・ドーターを直撃しその体を大きく吹っ飛ばした
5th damage
【ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト】
ドロートリガー
パワー=プロミス・ドーター(19000)
1枚ドロー
「強い………」
「でしょ!僕ダイユーシャ大好き!強くてかっこいい僕のあこがれなんだ」
「憧れ………」
ユウダイの言葉にヒトミも手札の1枚を眺める
「そっか、だからユウダイ君………強くなれたんだ」

「自分のユニットを愛せぬものにファイトをする資格はありませんわ」
観戦していたレイラもふとつぶやいた
「ユウダイは勝ちたいという気持ちが強すぎて、大切なことを見失いかけていた、私はその背中を叩いてあげただけ、あとはあの子の実力です」

「光輝け!美しき女神!ライド!CEO アマテラス!」
鈴の音が響き渡る中巨大な光の柱が出現する
鈴の音とともにその光の中を降り立つ一人の女神
光が消えるとともに自らの首からかけていた鏡がその光を反射する
着物を翻しながら優雅に表れた女神は笑みを浮かべた
「イマジナリー・ギフト!プロテクト!」
プロテクトを手札に加えたヒトミはさらに手札のユニットたちを手に取った
「アマテラスとジェミニ、更に時運の女神 ミズノハメをコール」

「ミズノハメ?私あれ初めて見る」
「あのカードはヴァンガードをブーストしたとき、自身のダメージが3点以上ならパワーを+6000出来る、ダイユーシャの攻撃通したのは無駄じゃなかったな」

「イエローウィッチ メメをコール、スキルで山札の上を確認して、そのまま上に、アマテラスのスキルで1枚ドローして、山札の上を確認、これも上に」
手札を整えつつアマテラスのスキルでパワーを上げて来たヒトミ
「ジェミニ(8000)のブーストしたメメ(17000)でダイユーシャ(13000)を攻撃!」
「グレンダー(5000)でインターセプト!」
メメの放った光を飛び蹴りで断ち切ったグレンダー
「ミズノハメ(14000)のブーストしたアマテラス(36000)でダイユーシャ(13000)にアタック」
「ノーガード!」
Twin drive
【スフィア・メイガス】
ヒールトリガー
パワー=CEO アマテラス(32000)
ダメージ1回復
2nd check
【オラクルガーディアン ジェミニ】
トリガーなし
アマテラスが胸元の鏡に手をかざし光を集める
解き放たれた光がダイユーシャの胸を貫いた
3rd damage
【マスクドポリス グレンダー】
トリガーなし
「ジェミニ(8000)のブースト!アマテラス(40000)でアタック!」
アマテラスの放った光が再びダイユーシャの胸を貫いた
4th damage
【次元ロボ ダイタイガー】
トリガーなし
「私はこれでターンエンド」
「僕のターンだよ、まずはコスモビークをコール、登場時のスキルでカウンターブラスト1を払ってダイユーシャにパワー+5000、ダイドラゴンのスキル、ソウルブラストしてダイユーシャにパワー+5000」

「どんどんパワーが上がってる………」
「これはこのターンで決めに来たな」

「ダイランダー、ダイマリナーをコール、ダイマリナーのスキルでこのターンダイユーシャの攻撃はガーディアン2枚以上を出さなければならない、ダイランダーとダイマリナーをレスト、ダイユーシャ(53000)!アマテラス(12000)にアタック」
ダイユーシャが剣を掲げてアマテラスに迫る
「ダイユーシャはクリティカル+1、ダイランダーの効果でインターセプトも封じられてる」
「プロテクト(守護者)とジェミニでガード!」
プロテクトの光がジェミニと共に現れる
ジェミニがレーザーを放ってダイユーシャの剣を止めようとする
あっさり破られてしまうがプロテクトの盾でダイユーシャの剣が止まった
Twin drive check
【マスクドポリス グレンダー】
トリガーなし
【次元ロボ ダイバトルス】
クリティカルトリガー
パワー=次元ロボ ダイドラゴン(30000)
クリティカル=次元ロボ ダイドラゴン(クリティカル2)

「あとはダイドラゴンを防げれば………」
「いや、まだだ」

「極限まで高められた力は………更なる進化を呼ぶんだ」
カウンターブラストを支払ったユウダイは手札の1枚を手に取った
「正義の心は永久不滅………さらに大きく燃え盛る!スペリオルライド!」
ダイユーシャの全身が金色の光に包まれていく
ディメンジョンポリスのユニットたちが集まり
フィールド全体を包み込んだその光を突き破ってその巨大な姿を現す白き勇者
「『究極次元ロボ グレートダイユーシャ!!』」
「イマジナリー・ギフト!フォース!」
コスモビークに光が宿り力が高まっていく

「バトル中にライドした!?」
「グレートダイユーシャのスキルだ、パワー45000以上のヴァンガードがアタックしたバトルの終了時、カウンターブラストを支払って手札からライドできる、このスキルで登場したグレートダイユーシャはパワー+10000」
「っていうことはフォースと合わせて33000………」

「グレートダイユーシャ(43000)!アマテラス(12000)にアタック!」
「ノーガード!」

「あれ?43000?33000じゃなくて?フォースはリアガードに乗せてたよね?」
「グレートダイユーシャのスキルはもう一つ、ヴァンガードサークルに登場したとき前列のユニットすべてにパワー+10000、自身も含むから合計で43000」

Twin drive
【コスモビーク】
トリガーなし
【コスモビーク】
トリガーなし

グレートダイユーシャが剣を掲げ光を集める
「受けよ!偉大なる正義の剣!『必殺!バーニング・ジャスティスハート!』」
振り下ろした剣から放たれた光が衝撃波となって一直線に飛んでいく
アマテラスは光の直撃を受けながら勢いで空中に投げ出されビルの壁に強く叩きつけられた
5th damage
【サイキック・バード】
クリティカルトリガー
パワー=CEO アマテラス(22000)
クリティカル=CEO アマテラス(クリティカル2)

「コスモビーク(30000)でアマテラス(22000)に攻撃!」
「ニケ(15000)でガード!」
コスモビークがビルの壁にたたきつけられたままのアマテラスに弾丸を放つ
だがその弾丸をニケが全て受け止めている
「ダイドラゴン(40000)でアマテラス(22000)に攻撃」
「スフィア・メイガス(20000)でガード!」
勢いよく飛来してくるダイドラゴン
だがスフィア・メイガスが杖を振るうと現れた魔法陣に激突する

「はぁ~、ドキドキしたぁ」
「ダメージトリガーが出なかったら危なかったな」
ユウダイの猛攻を見たせいかアリサは椅子に寄りかかってぐったりとし始める
「相手の手札が結構あるのが気になるね、ここから決めきれるか」
「グレートダイユーシャにライドするのに1枚使ったって言ってもそのあとのツインドライブで結果的に1枚増えてるからな」

ビルの壁にめり込んでいたアマテラスはグレートダイユーシャを見つめる
新たにカードをドローしてそのカードを見て目を見開いた
「このカード………」

メガラニカ支部の大会に出ると決めたヒトミはパックを開けていた
その中の一つから出たカードを見て驚きの表情を見せる
「これって………」

「聖なる輝きよ!守護の光となって我を導け!ライド!」
地面に現れた魔法陣から一筋の光が空へと延びていく
その光の中心に舞い降りた金色の繭のようなものがゆっくりと開いていった
光が弾けるとそこには大きな白い翼をもった女性の姿がそこにあった
「インペリアル・ドーター!」

「新しいグレード3!?」
「お姉ちゃん、いつの間に………」

「イマジナリー・ギフト!プロテクト!インペリアル・ドーターのスキル、山札の上から2枚確認し、1枚をソウル、もう1枚を山札の上へ」
アマテラスと同じように山札を確認するスキル
だが2枚見ることでトリガーの可能性はさらに上がる
「ソウルブラスト、インペリアル・ドーターにパワー+6000!そしてグレード3からライドしたインペリアル・ドーターはパワー+15000!クリティカル+1!」
堅実なファイトを繰り返してきたヒトミが初めて攻撃的な能力を使ってきた
「(パワーが上がってガードが難しく………)」
「ミズノハメ(14000)のブーストしたインペリアル・ドーター(57000)でグレートダイユーシャにアタック!」
翼を広げたインペリアル・ドーターが光を纏ってグレートダイユーシャに向かっていく
「ダイバトルス(15000)2枚、ジャスティス・コバルト(15000)でガード!」
2体のダイバトルスが並んで立ちはだかる
続けざまにジャスティス・コバルトが前に出た
Twin drive
【オラクルガーディアン ニケ】
クリティカルトリガー
パワー=インペリアル・ドーター(67000)
クリティカル=インペリアル・ドーター(クリティカル3)
【イエローウィッチ メメ】
トリガーなし
ガーディアンを蹴散らしたインペリアル・ドーターがそのままグレートダイユーシャに向かっていく
「うわあぁぁ」
インペリアル・ドーターが降り立つと背後のグレートダイユーシャが火花を散らして沈黙した
5th damage
【ジャスティス・コバルト】
クリティカルトリガー
パワー=究極次元ロボ グレートダイユーシャ(23000)
クリティカル=究極次元ロボ グレートダイユーシャ(クリティカル2)
6th damage
【超次元ロボ ダイユーシャ】
トリガーなし

負けてしまったユウダイは姉の前でデッキを握りしめて俯いていた
そんな彼にレイラはそっと手を伸ばす
「っ」
負けてしまったことを責められると思ったユウダイだったがレイラは彼の頭を優しくなでていた
「素晴らしいファイトだったわ………早くグレード3に上がりなさい、一緒に戦うために………」
「………うん」
その言葉でユウダイは自分が姉に認めて貰えたのだとわかり涙を流していた 
 

 
後書き
次回予告
「でもお姉ちゃん、僕がチームに入っちゃっていいの?」
「ええ、ルール上4人までなら登録は認められております」
「でも………」
「ふふっ、心配しなくとも、ミナミもルミも承諾済みよ」

turn:12 ヤイバVSスグル

「それに、もう男性がいないとツッコまれることもなくなります」
「………お姉ちゃん、案外気にしてたんだね」 
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