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八条学園騒動記

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第五百二十二話 最終ステージその六

「それでもね」
「実際はね」
「いい人が多いんだよね」
「それでそのメーカーもなのね」
「社長さん自身も」
 悪役である筈でもというのだ。
「自分をゲーム業界一の嫌われ者とかね」
「そんなことを言ってても」
「それでもなんだ」
「寄付とかしていて」
「慈善事業もね」 
 こうしたことにというのだ。
「熱心なんだ、動物愛護にも積極的で」
「本当にいい人なのね」
「タイガーマスクみたいなこともしてるよ」
「孤児院に贈りものとかも」
「してるんだ」
「全然悪人じゃないじゃない」
 それこそとだ、パレアナは指摘した。
「それじゃあ」
「本人曰く儀善行為だけれど」
「そんなこと言う人こそ」
 パレアナはその話を聞いてまた言った。
「実はね」
「そう、普通にね」 
 ジミーもこう言った。
「家庭人でもあるらしくて企業経営もね」
「ホワイトなのね」
「それで有名なんだ」
「本当にいい人なのね」
「そうなんだよね」
「それでメーカー自体も」
「魏悪者だってね」
 その様にというのだ。
「言われているんだ」
「色々わかったきたわ」
 パレアナにしてもだった。
「ここまで聞いて」
「そうだよね」
「ある意味素晴らしいわね」
「見上げたメーカーだよね」
「天国に行けるわ」
 こう言い切った。
「絶対にね」
「特に社長さんはね」
「仁徳のある人ね」
「それもかなりね」
「そんな人なのね」
「うん、ちなみに育毛していることも」
 このこともというのだ。
「言ってるよ」
「そうなの」
「それで育毛の宣伝もね」
 それもというのだ。
「してるんだ」
「それは勇気がいるわね」
「どうしてもね」
 髪の毛のことはというのだ。
「育毛出来ても」
「やっぱりね」
「元がってなるから」
「今は違っても」
「それをあえて言うのは」
 どうかとだ、パレアナも言った。
「勇気がいるわね」
「それでしかもね」
「育毛の企業のこともなのね」
「宣伝するから」
「出来た人っていうのは」
「わかるよね、パレアナも」
「ええ、実はっていうのはね」
 一見悪人の様に自分達で喧伝しているがというのだ。 
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