八条学園騒動記
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第五百二十二話 最終ステージその二
「必見だよ」
「そうなのね」
「それでね」
「今からなのね」
「真エンドに進むから」
これは絶対だと言うのだった。
「最後までやって」
「それね、無敵だと」
「そう、無敵だとね」
このモードならというのだ。
「流石に誰でもね」
「クリア出来るわね」
「真エンドまでも」
このゲームでは普通にプレイすればそれを達成することはほぼ不可能だと言っていいまでに困難であるがというのだ。
「行けるよ」
「無敵って強いわよね」
「シューティングやアクションだとね」
そうしたジャンルのゲームだととだ、ジミーも答えた。
「もうね」
「無敵だとね」
「こんないいことはないから」
「クリア出来るわね」
「正直普通にプレイしていたら」
このゲームはというのだ。
「まずね」
「クリア出来ないのね」
「そんなゲームだけれど」
それでもというのだ。
「これまで話している通りにね」
「敵が強過ぎて」
「地形も滅茶苦茶でね」
よく見れば一キャラが何とか通過出来る様な場所も多い、しかもそこにも敵がしっかりといたりする。
「尚且つ戦艦の中とかね」
「そこも難しいから」
「そんなところをノーミスクリアしろとか」
それはというのだ。
「クソゲーオブザイヤーに輝く位にね」
「凄いものだから」
「だからね」
それでというのだ。
「無敵モードがないと」
「それこそ」
「プロのゲーマーさんでもクリアしたら」
ゲームをプレイ、それも見事に行うことを生業としている彼等でもというのだ。
「神だって言われるし」
「ゲーマーの人でもなの」
「プロの人でも」
プレイしてもというのだ。
「クリア出来たらね」
「プロの人達の間でも」
「伝説になる位だから」
「無敵モードじゃないと」
「普通の人はクリア出来ないから」
「あんたもゲーム上手だと思うけれど」
「僕はプロじゃないから」
それは到底という返事だった。
「だからね」
「それはなのね」
「無理だから」
「アマとプロの違いは凄いっていうし」
「そうだよ、プロは遊びじゃないから」
仕事だというのだ。
「それだけにね」
「毎日練習で何時間もプレイするとか」
「研究も凄いから」
プレイするゲームについてというのだ。
「それが仕事なだけにね」
「遊びじゃないのね」
「それで生きているから」
それだけにというのだ。
「また違うよ」
「学生さんとは」
「そう、だからね」
それでというのだ。
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