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新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション

作者:ムーン
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48話

 
前書き
色々と考えと結果アズラエル中心の話となっています 実際にオーブから引っ張りだすにはこれしかないので。 

 
オーブ解放戦線からすでに一週間が経過していたが、地球連合軍の参加している大西洋連邦軍の一大拠点であるジョシュアにて、国防産業連合理事・アズラエル財団経営者のアズラエル本人が、ここ一週間あらゆるコネを使って、オーブに対して、色々と情報をあつめていたが。

「あああ やっぱりですね、どうやら、僕が手に入れた情報ではオーブはすでに核融合炉という名前の新しい核発電能力を持った炉を作り出したようですね」

「それにこの戦闘データを見てもらえばわかりますが、フリーダムというこの機体にはね、ユーラシアが開発した上で、こちらにも流れていないはずのアルテミスの傘の技術を応用したシールドを装備しているんですよ」

「ここに集まっている軍人の方々にはわかりますか? アルテミスの傘は途方もない防御能力を持っているは誰だって知ってはいるんですがね、その能力に見合った発電能力がなければね、使い物にならないんですよ」

それは確かであった、実際にユーラシアが軍事面の一つで、あれだけ防御能力に特化しているにも、かかわらず、地上では使われない最大の理由はその仕様するエネルギーに対するコストがバカにならないのであった。

実際にアルテミス要塞では現在極秘裏に作られている、特務部隊Xと呼べる部隊が存在はしているが。それでも特務部隊Xに配備される予定の特殊なモビルスーツはようやく最終調整という感じで、本当にぎりぎりで仕上がっている感じでしかないのだ。

だからこそ、ユーラシア連邦軍も政府も驚いていたのだ、先の戦闘データや映像ではフリーダムが空を自由に飛びながら、ビーム兵器やミサイル兵器をアルテミスの傘の技術を使ったシールドで何度も防いでいるのをだ。


本家ユーラシア連邦軍も実際には五分間しか使えないほどエネルギー効率が圧倒的に悪い兵器を使いながら。ビーム兵器をばんばん使っているフリーダムの映像にあきれるしかないのが現状であったからだ。


「ですからね、あのフリーダムと呼べるオーブ側の量産型G兵器の一つでも鹵獲できれば、ニュートロンジャマ―の妨害が効かない核兵器も核発電もいくらでも作りたい放題なんですよ」


確かにアズラエルの言い分はわかるが、現状のオーブの解放戦線の戦力比ですら、失敗しているのだ。

現にあの後地球連合本部や政府としては、オーブに対して、あの戦いで終わりにしてほしいと実質の停戦勧告を連合側からオーブ一国にたいして、勧告するのは普通はあり得ないことではあるが。

だが連合軍としても政府としても、これ以上の戦力低下並びに失うことは、今後のザフト軍としての戦争するために折角モビルスーツという新型種という兵器を作った上に量産までしたのだ。

それをオーブという国だけ消費するのは無謀すぎるという、反対勢力の意見が多くなっているのが現状であった。

元々オーブという国を奪うのは、戦略上必要なことでもあったからだ、実際にカーペンタリア基地を落とそうとするとどうしても、オーブという国の領海内を通過する必要があるからだ。

しかも補給もなにもできないただ通過するためだけでもオーブにある程度の通過料を取られるのだ。
そんなことならば、さっさとオーブを落とした上で自らの拠点にしてしまったほうが、色々とやすあがりになとる踏んでいたが、結局失敗してしまったことで。


アズラエル側の勢力や強硬派閥の発言力が低下したのは仕方がないことでもあった。

「ええわかっていますよ、だからこそさらにストライクダガーや一部の特殊なダガー系統も大量生産したことで、88作戦に間に合うように準備を整えたんでしょう?」


実際に今回の被害によってアズラエル側やロゴス側もある程度の経済的な損害を出してまで、バスターダガーやダガーなどのコストが高い機体も生産したことで、なんとか発言権を持てるまでは回復しているが。


ビクトリア基地奪還作戦はオーブ解放戦線とほぼ同時期に進められている作戦であり、ビクトリア基地の奪還はうまくいったことも、アズラエルは軍事においてもなんとか発言できるという感じにまでは政治的に追い詰められている状態ではあったが。

「だがどうするかね、アズラエル、現状を見てもわかるが、今は奪還したビクトリア基地に戦力を集めているうえに、88作戦の戦力や月にある連合基地にもモビルスーツや補給物資を運んでいる最中なのだよ」

「そうだ、到底オーブにたいしてしばらくは戦力を回せる余裕はないぞ、君のおもちゃである後期G型モビルスーツもオーブ解放戦線で簡単に壊されてしまったわけだからな」

実際に連合にもカラミティも限定的に量産はしているがそれは頭にソードとついている格闘機として作られているのだ。

また水中用モビルスーツも同じく開発はしているが、その生産数もまだ少ないのだ、連合の潜水艦隊や海上護衛の任務になんとか使える程度しかないのだから、本当に余裕はないのが実情だったりする。

最後にレイダーの量産機は100機ほど大量生産している最中であり、そのうちの先行量産型レイダーという感じで量産型の初期型十機程度しかないために、空軍としても、88作戦が重要であり、その為に作られている機体であるという認識があるために軍隊としては、そうそうに、量産したのだから、再びオーブに進軍するということはできなくなっているのだ。



「そうだ今はまず、オーブよりもザフトが先だ、そのために我々はパナマもアラスカも捨てたんだぞ」


実際にここにいる将軍の殆どは、アズラエルを利用することで、ザフトに勝つということを目的としているために、どうしてもそれ以外の目的に戦力を使うというのは、我慢できないのだ。

彼らだって軍人なのだ、オーブに最終的に勝てるかもしれないが、結果連合のモビルスーツ部隊が全滅してしまったら、そのあとにザフトと戦えるだけの戦力が果たして残っているかという疑問もあったりするために、どうしても、色々と考えている、そのための議会であるのだから。


「あーーーあーーー わかりました わかりましたよ、だからこそ、オーブ軍に入っているあのアークエンジェルを空におびき出すための、秘策もありますからね、どのみち彼らだって、我々が独自で開発したNジャマ―キャンセラーがあるという偽情報を流せば、あの国家のことです、絶対にアークエンジェルを空に上げるでしょうね、それが罠ともしらないでね」


実際にアズラエルが考えた偽情報の作戦の精密な計画書を各署部署の担当が見ていると色々と納得したようで。


「よろしいのではないかね、アズラエルがそこまでいうのだ、それにだアークエンジェル級弐番館の製造も終わっているうえに、大奮発したことで、現在は10番艦まで作られる予定だそうだ、しかもだ三番艦以降は我々が旗艦として使うように、納品までしてくれるようだからな」

実際にアズラエルも二番艦以降はつくる予定は元からなかったのだ、だが宇宙へ上がるにたいして、現状の連合の戦艦では防御能力は圧倒的に弱いのだ。

だからこそビーム兵器の無力化やアンチビーム爆雷などをもとから装備している船を調べてみずからの経済力で作らせたのが二番艦であった、そうでなければ、あそこまで無尽蔵にドミニオン内部で艦長より上の立場で色々とできるわけでもないのだから。


逆に連合としても、今まで高コストすぎるアークエンジェル級の生産は見送っていたが、それをアズラエル側が負担してくれるのだ。それも十番艦までは、その契約によって、アズラエルは再び自らの会社で作った後期G兵器の二番機をひっぱりだしてきたのだ。

元々強化兵士達がのる機体は一番機であり、当然三番機までは新規開発機として余裕を持たせて作られていたそれぞれの二番機を倉庫から引っ張りだしてきたのだ。


またパイロットは新しい強化兵士を使うためにアズラエルは連合のとある部隊を丸々引っ張りこんだのだ。

そしてその部隊は現在月の連合の基地や外で模擬演習をはじめていたのだ。


こうしてさらに一週間の時間が過ぎた時に、オーブのマスドライバー施設からアークエンジェルとクサナギの二艦が宇宙に向かって飛び立っていくこととなった。

そのアークエンジェルの格納庫に中には、バスター・フリーダム・ジャスティス・量産型フリーダム×9機が配属されていのだ。


そうかれらの目的は、アズラエルがNジャマ―キャンセラーを作り上げたという場所コロニーメンデルという場所に向かっていくために、宇宙に向かっていくのだから。

それがアズラエルが仕掛けた罠とも知れずに。





 
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