| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

八条学園騒動記

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五百二十話 クソゲーコーナーその四

「お店に売ってるの?別店に」
「そうしたのもね」
「また凝ってるお店ね」
「そっちは何か店員さんにこだわりの人がいて」
「それでなのね」
「そうしたものも置いてるそうなんだ、あとね」 
 ここでだ、ジミーはさらに話した。
「別店の二階はゲームソフトのコーナーなんだ」
「そこでも二階なのね」
「そう、二階があって」
 別店にもというのだ。
「それでなんだ」
「そこでゲームソフトも売ってるのね」
「こっちは中古ソフトが充実してるんだ」
「中古ね」
「ただ。クソゲーがあるかどうかは」
 ジミーがこだわりを見せているそう呼ばれるゲームはというと。
「あるにはあるけれど」
「専門的には集めてないの」
「ただ置かれてるだけなんだ」
 そうしたゲームがというのだ。
「ただね」
「そうなのね」
「本店さんは本当にね」
「二階に集めてるのね」
「そうしてるけれど」
 それがというのだ。
「別店は違うんだ」
「そうなのね、けれどボトルシップ置いてるのは」
 パレアナはこのことに賞賛すら感じてそれでジミーに話した。
「凄いわね」
「このことはだね」
「ええ、相当にね」
「それね、僕もね」
「そう思うわよね、やっぱり」
「本当にマニアックだから」
 そうしたものだからだというのだ、模型の中でも。
「最初見てこんなのも置いてるんだって驚いたよ」
「普通ロボットとか兵器よね」
「そうしたものがプラモの主流だしね」
 この時代でも変わらないことである。
「あとお城もあるけれど」
「お城もなのね」
「そうだよ、日本のお城とかあるよ」
「ああ、ここ日本だしね」
 このことも重要だった、その国によって売られているプラモデルも種類に特徴があったりするのだ。
「だからね」
「そう、大坂城とか姫路城とか」
「そういうのもあるのね」
「安土城も売ってたよ」
 この城もというのだ。
「そっちもね」
「安土城ね、あのお城は」
「かなり豪華絢爛っていうかね」
「華やかよね」
「織田信長さんのお城で」
 このことはこの時代でも有名なことである。
「そのお城のプラモデルもあるわよ」
「それもクールジャパンかしら」
 パレアナは日本の城の模型の話を聞いてこの時代にも残っているこの言葉を思い出して口にも出した。
「そうかしら」
「それもかな」
「そうじゃないの?」
「ううん、それはわからないけれど」
 ジミーにしてもだった。
「まあそうした模型もあってね」
「売ってるのね」
「結構人気あるらしいよ」
「そうなのね」
「その辺りはうちの学校のプラモ部に行けば」
 その活動はかなり盛んである。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧