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ドリトル先生と姫路城のお姫様

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第二幕その一

               第二幕  姫路城の秘密
 王子はお昼ご飯の後も先生の研究実にいました、そこでまずはこんなことを言いました。
「先生も僕も豚骨ラーメン食べたけれど」
「ラーメンはそうだね」
「あのラーメンも美味しいよね」
「僕もそう思うよ、あのスープがいいよね」
 先生は王子ににこりと笑って応えました。
「本当に」
「そうだよね」
「濃厚な味がね」
「色も白くてその色を見ただけでね」
「食欲をそそられるんだね」
「うん」
 その通りだとです、王子は先生に笑顔で答えました。
「そうだよ、麺は細めでね」
「あれは福岡風だね」
「九州の方だね」
「あの食堂の豚骨ラーメンはね」
「麺もあえてだね」
「そう、細い麺にして」
 そうしてというのです。
「福岡のラーメンを再現しているんだ」
「それもいいよね」
「僕もそう思うよ、博多ラーメンだね」
「福岡の中のだね」
「そう、博多のね」
 その場所のというのだ。
「屋台でも売っているね」
「ラーメンだよ、あとね」
「あと?」
「紅生姜がいいよね」
「ああ、薬味の」
「そう、豚骨ラーメンの薬味はね」
 まさにというのです。
「紅生姜も入っているけれど」
「お葱や胡麻以外にね」
「あれもいいよね」
「そうだね、程よい刺激になっていて」
「美味しいよね」
「だから好きなんだ」 
 先生もというのです。
「だから今日のお昼もね」
「紅生姜もだね」
「楽しんだよ」
「それは何よりだね」
「炒飯と餃子も美味しかったし」
 ラーメンと一緒に食べたこちらのお料理もというのです。
「満喫させてもらったよ」
「それは何よりだよ」
「お腹一杯になったし午後の講義とね」
「論文の方もだね」
「頑張るよ」
「そうするんだね、それで今度の論文は何かな」
「日本の近現代の文学でね」 
 王子にもお話する先生でした。
「泉鏡花だよ」
「あっ、妖怪好きの」
 泉鏡花と聞いてです、すぐにこう言った王子でした。
「あの人だね」
「知ってるんだ」
「結構変わった人だね」
 こうも言った王子でした。
「何かと」
「そのことも知ってるんだ」
「何でもかんでも消毒してね」
「チフスに罹ってね」
 この病気に感染してからというのです。 
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