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ソードアート・オンライン ー合わさる剣は2つの世界を一つにしてー「ある科学者とある剣士の物語」

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第三話「謎のクエスト」

酒場に帰って俺たちは剣神連合というギルドを作った。
 ここから僕たちの剣が描く物語がはじまる。
俺たちのギルドは大きくなった。あの血盟騎士団と張るくらい。
 まあ、俺たちのギルドのほうが居心地がいいっていってくれるやつはおおい。結構俺目当てでくる。剣術を教えてほしい。願ってもない。俺がリーダーでサブリーダーがレイ幹部がロイとルーそしてトウヤとハル
そんなときだ。キリトの話がでたのはなんでもレイドボスを一人で倒したらしい二刀流を使ったとか。
二刀流、プレイヤー中一番の反射神経の持ち主与えられる。
「ねえ、どっちが勝つと思う血盟騎士団団長ヒースクリフと二刀流キリト」レイが今回の対決のチラシを持ってきた。レイは勝負事が好きで。レイは俺の次に強い。お嬢様の嗜みでフェンシングをやってるというレイピアの捌き方は達人だ。実際閃光のアスナと同等の力があるだろう。
「そうだなあ、でもヒースクリフの神聖剣はな、あれは騎士の上等戦法なんだよ。大きな盾で防御をしそれどころか相手の視界を封じそして剣で一瞬のすきを突く。たしかに合理的な戦い方だ。いっぽうキリトの二刀流は話をきいてるかぎりじゃただたんに2つの剣を振り回してるだけ、まず盾防御をなんとかしないとな」
「ふーんジンあんたならどうする」
「そうだね、回り込んで剣で一閃あーあ俺もユニークスキルはほしい」
「ねえ、刀のユニークスキルみたいなのってないの」
「うーんユニークスキルの発動条件は結構厳しいんだ。キリトの二刀流はな全プレイヤーの中で一番反射速度を持つものに授けられる」
「ふーんでもあなたの戦い方はなんていうのかなスキがなくて気づくと斬られている怖いのよね、あれも古流剣術の動きなの」
「最小限のモーションで躱して斬る。今のところはいいだけど最近のボスはどんどん化け物じみてきている。あれを倒すなら一頭のもとに叩き伏せる必要がある。いいかいまモンスターのアルゴリズムが変わってきているだろ。あれはモンスターの剣士としての熟練度みたいのが上がっているんだ。これからはモンスター一体に時間を避けられなくなってくる。一振りでモンスターを一刀両断にして次のモンスターが防御をするまえに一振りでたたっ斬る。それくらいできなきゃな」
「そっかそれって剛剣っていうのよね」
「ああ、戦場の闘法さ、ま二人の戦いは見とくべきだろうな、なあレイ。そのデートしないか」
「え、ええ!」
「だ、ダメかな?なんかさ、戦いの息抜きにちょうどいいじゃないかなって」
「いや、ダメってそんなことはないというかその」
 レイが顔を赤らめている。
 初めてあったときから美人だし意識はしていた。付き合っている中で凄く芯の強い人だなと思うようになった。
「一度だけよ、あくまで息抜きに」
「よっし!じゃあいこうぜ、決闘場の周りでたぶんお祭りになってるだろうから」
 こうして俺はレイとデートすることになった。
 店を眺めながら出店を回る。
「ねえねえそこのおねえさん、おれたちとお茶しない」
 レイは美人だ、で決まってその露払いするのがおれ。
「ああ、すまないが俺の連れなんで」
「ふーん、君、剣神連合、光剣のレイさんでしょう。うヒャア可愛いなあ 僕ファンなんです」
 レイの二つ名だ、由来はレイのレイピア「ライトニング」のせいだ。モンスターが近くにいると刀身が白く輝く。敵察知能力のあるレア武器だ。
「何?光剣のレイ、へえ可愛い」
「ねえ。ジンここはちょっと町外れにいきましょ」
「う、うん」
 路地裏にはいった。
 「ああもうなんで目立つのよ、あのナンパ男のせいだわ」
「ま、まあ、大通りより路地裏のほうが歩いてて面白いし」
「そこのお兄さん、ちょっと占いしてかないかい」
「ん、俺?占いかあ、NPCだよね。なんかのクエストかな。なあレイ決闘まであと何時間」
「三時間ちょいかな」
「よしばあさん、占ってくれ」
「ふむ、おまえさんはかなりの腕の剣士のようじゃしかし己の限界に生きあっている」
「ふうん、当たってるよ」
「技はある、これほどの多彩な技を持っているものは少ない。そしてこれほど強い魔物たちを倒してきたものは見たことはない。お主ならあの龍を倒せるやもしれぬ、そして倒して無敵の剛剣の技を習得するがいい」
「無敵の剛剣?」
「そうさ、古来、戦の刀法。多対一の戦において敵一人に時間を費やしては、囲まれて死ぬだろう。そこで相手の防御も鎧もすべて無にし、たったの一太刀で相手を鎧や刀ごと寸断する。膂力の剣が好まれた。古来の戦では、何よりも力、すなわち膂力を重んじたのだ」
「ばあさん、その龍を倒せば、それが手に入るのか?」
「ああ、龍は強いぞ。まことのもののふでなければ……」
 クエスト「龍の力」ログウィンドウが表示される。
「どうするの、ジン」
「いこう」
「でも決闘始まっちゃうよ?」
どうせ、みんな決闘の方に行くだろう。見ている間に誰かにこのクエストが攻略されることはないだろ」
 ジンは迷わず承諾を押した。
「竜が現れるのは雷雲が来る場所なり」
「雷雲かなら北東エリアの龍巣山だな、、よし三時間で装備を揃えよう」
 俺たちは、このクエストをその時そんなに重大に考えてなかった。 
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