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仮面ライダーディロード~MASKED RIDER DELOAD~

作者:紡ぐ風
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第1部~崩壊する楽園~
  第18話『究極の戦闘生物』

これまでの、仮面ライダーディロードは─
「許せない…」
「捕まえた。」
「リィンフォースは海鳴市をお願いできるか?」
「用心するに越したことはないでしょう。」
「あとは圭一達だけか…」

装填の守護者、ディロード。幾多もの世界を救い、その心は何を思う─

「もう、残っているのは私達チームディロードだけなんだ…」
フェイトは荒野の中で雅を探していた。

「済まない圭一、沙都子。僕の世界のために、消えてもらう必要があるんだ。」
【CHANGE RIDE-ALASTOR-】
雅はディロードライバーをアラストールに変え、“炎髪灼眼の討ち手”の力を発揮し、雛見沢の木々を燃やしてゆく。

「圭一さん、これって!?」
「おそらく、雅さんがシャナさんの力を使っているんだと思う。なんて卑怯なやり方なんだ!?」
「とにかく、みんなを逃がさないと!」
驚く沙都子とそれを宥める圭一に魅音は指示を出す。
「ああ!沙都子、俺達で消火活動に出るぞ!」
「圭一さん、どうやって!?」
「ディショットシステムを使うんだ!」
「…わかりましたわ。魅音さん達で避難活動をお願いできますか?」
「任せておいて。レナ、詩音、行くよ!」
部活動メンバー達は二手に分かれて活動を開始する。

「圭一さん、ここで始めましょう。」
「ああ、そうだな!」
【FORM RIDE-KIVA BASSHAA-】
【FORM RIDE-FOURZE FIRE-】
【ATTACK RIDE-WATER MODULE-】
沙都子はキバ バッシャーフォームに、圭一はフォーゼ ファイヤーステイツに変身し、フォーゼはウォーターモジュールを装備する。
「俺は東から、沙都子は西から頼む!」
「わかりましたわ!」
キバはアクアフィールドを展開して5ノットの速度で移動し、消火活動を進める。

「やはり水の力を使って消火活動を始めたか。」
【FORM RIDE-DELOAD SNOW RAIN-】
雅はディロード スノーレインフォームに変身する。
「仄白き雪の王、銀の翼以もて、眼下の大地を白銀に染めよ!来よ、氷結の息吹!アーテム・デス・アイセス!」
ディロードは氷結魔法を発動し、雛見沢を氷漬けにして、住民と雛見沢をライダーカードに変える。
「沙都子、大丈夫か!?」
消火活動を行っていたフォーゼはヒーハックガンを消火モードから火炎モードに変えることで氷結魔法を防ぐが、キバは凍りついてしまい、
【FINAL ATTACK RIDE-DE DE DE DELOAD-】
「『ディロード雷天キック!』」
ディロードはキバに必殺のキックを放ち、沙都子をライダーカードに封印する。
「やっぱり、雅さんの仕業でしたか!?」
フォーゼはディロードを見る。
「そうだ。圭一、悪いが僕の世界のために、僕に倒されてくれ。」
ディロードはドレイクゼクターのカードを取り出すが、
「それなら!」
【KAMEN RIDE-DRAKE-】
圭一はドレイクに変身する。
「しまった!」
「雅さん、ディロードが使えるカードは、ディショットシステムでも使えることを忘れていないですよね!」
雅が持っていたドレイクゼクターのライダーカードはクラウンの壺に転送され、ドレイクへの変身を封じられる。
「そうだったな。なら、複数ないカードを使うか。」
【CHANGE RIDE-UNIT GUYBER ACTΙ-】
「ガイバー!」
雅はユニットガイバーΙのかを使ってガイバーΙに殖装する。
「やっぱり、融合しなかった世界のカードを使ってきましたか。」
ドレイクはドレイクゼクターのグリップを引き、
【ATTACK RIDE-CLOCK UP-】
クロックアップのカードを使って高速移動をしながらガイバーΙを撃つが、それが決定打となることはなく、ガイバーΙは破損した肉体を再生させる。
「やっぱり再生してきりが無い。なら、これだ!」
【KAMEN RIDE-SHIN-】
ドレイクはシンに変身する。
【FINAL ATTACK RIDE-SHI SHI SHI SHIN-】
そのままシンは必殺技を発動してハイバイブネイルとスパインカッターを活性化させてガイバーΙを切り裂くが、それは決定打にならず、
「高周波ブレード!」
ガイバーΙはシンの右腕を切り落とす。しかし、シンはわずか1秒でそれを再生させる。
「やっぱり強い…俺も、ガイバーに負けない力があれば…!」
変身時間が終了して、変身が強制解除された圭一は、ライダーカードホルダーからあるカードを取り出す。
「これなら、どうだ!」
【SUMMON RIDE-APTOM-】
圭一はライダーカードの力を使って、ガイバーΙのライバルでもある究極の戦闘生物(アルティメット・バトルクリーチャー)、アプトムに変身する。
「まさか、ディショットシステムはサモンライドのカードでも変身できるとは…」
ガイバーΙは身構える。
「行くぜ、雅さん!」
アプトムはその重厚感のある肉体からは想像もつかない早さで突進する。
「とは言え、やはり圭一が変身した偽物だけあって、戦い方が違うか。」
ガイバーΙはアプトムのタックルを避けて高周波ブレードでアプトムの胴体を切り落とすが、アプトムはすぐに再生する。
「こいつにも、再生能力があるのか!?」
アプトムは徐々に戦い方を学ぶ。すると、
『…小僧、戦い方がなっていない。』
何者かが圭一の脳内に語りかける。
「貴方は?」
『俺はアプトム。と言っても、それはコードネームで、本名は忘れた。お前は目の前のあいつを倒したいんだろ?』
「…はい。」
『俺も、深町の力をあんなふうに使われて癪に触っている。どうだ、手を組まないか?』
「ありがとうございます。」
『小僧、名前は?』
「前原圭一です。」
『行くぞ、前原。まず、この体は俺が吸収した獣化兵(ゾアノイド)の力が宿っている。お前が使った再生能力も、その一つだ。まずは、左腕を生体ミサイルにして飛ばせ。コントロールは俺が行う。』
「はい!」
アプトムは左腕をそのまま飛ばす。
「なるほど、そう来たか。」
ガイバーΙは左に避けるが、飛ばされた左腕は突然分解されて小型の追尾弾となってガイバーΙを撃ち抜く。
「グァッ!」
ガイバーΙに追尾弾が命中し、アプトムは左腕を再生させる。
『それから、ステルス能力を使え。ガイバーに熱源探知の能力はない。』
「わかりました。」
アプトムは透明化する。
「おかしい。さっきと戦い方が全然違う。いきなりアプトムの力を使いこなせる訳がない。」
ガイバーΙは立ち上がりながら考察をし、
「…そうか!そういうことか!」
ガイバーΙはあることに気づく。
「アプトム!いるんだろう!そして、圭一に助言しているな!」
ガイバーΙは見えなくなっているアプトムに言う。
『…チッ!バレたか。ああ、いるさ。』
「通りで急に上手く立ち回れるようになった訳だ。アプトムの力は強いが癖が強いから、扱うのは難しい。だが、獣化している本人がアドバイスしているなら、その戦術も納得がいく。」
『別に構わないだろ。凪風は何百年と戦っている戦闘のプロ。それに対して小僧は戦闘経験の少ないひよっこだ。これくらいのハンデくらい、必要だろ?』
「自分が敵と戦う時、相手が同じことを言ってきたらどうですか。」
『俺は楽しいさ。俺は究極の戦闘生物。俺が深町を倒そうと思ったのは、仲間の仇ってだけじゃねえ。深町みたいな強い奴と戦いたいからでもある。』
「あなたは、そういう人でしたね。いいでしょう。相手になります。ガイバー、ギガンテック!」
ガイバーΙは巨大な装甲を纏って、ガイバーギガンテックに巨人殖装する。
『前原、今だ!量子砲を使え!』
「はい!」
アプトムは胸部からエネルギーの砲撃をガイバーギガンテックに放つが、
「ヘッドビーム!」
頭部からの光線でそれを防ぐ。
「やはり、これくらいのハンデなら問題ないか。高周波ソード!」
ガイバーギガンテックは高周波ソードを展開する。
「行くぞ。」
ガイバーギガンテックは高周波ソードを伸ばしてアプトムを突き刺そうとするが、アプトムは避けながら当たりそうな部位を生体ミサイルにしてガイバーギガンテックを攻撃する。
「やはり、一筋縄ではいかないか。」
『当たり前だ。凪風だって、俺と共闘したときに俺の戦闘方法を見ていたように、俺も凪風の戦闘方法を見ておいたからな。』
「あなたほどの戦闘のプロともなれば、やはり味方の戦術も見ていましたか。でも、これは予想外なはずです!」
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
「変身!」
ガイバーギガンテックは殖装を解除し、ディロードに変身する。
【SUMMON RIDE-REINFORCE-】
「夜天の光よ、我が手に集え。祝福の風、リィンフォース。セットアップ!」
【FORM RIDE-DELOAD SNOW RAIN-】
ディロードはスノーレインフォームに変身する。
「やばい!」
『どうした、前原!?』
「あれは今まで俺達の仲間を倒していった姿です!」
『なるほどな。あいつに近距離戦は有効か?』
「今までスノーレインフォームが近距離戦をしたことは殆ど無いので、解りません。」
『そうか。』
アプトムと圭一が話していると、
「ディバインバスター!」
ディロードは直射魔法を放つ。
「危ない!?」
アプトムは回避するが、
「ライトニングロック!」
拘束魔法で動きを封じる。
「しまった!」
「今だ!クラウソラス!」 
ディロードは更に直射魔法でアプトムを攻撃し、バインドが解除される。
[shaffen]
ディロードはナハトバンカーを装備する。
【FINAL ATTACK RIDE-DE DE DE DELOAD-】
「夜天、紫突!」
ディロードはアプトムに必殺技を発動し、ナハトバンカーの槍でアプトムを串刺しにするが、
「待っていましたよ雅さん!」
アプトムはディロードライバーを掴む。
「圭一!?まさか!」
ディロードは驚く。
【非適合者の使用を確認 殲滅に入ります】
ディロードライバーの自己防衛システムが起動する。
「俺がどれだけ頑張っても、雅さんには勝てない。なら、せめて仲良く、一緒に逝きましょう!」
ディロードライバーの爆発性のリアクティブアーマーによって、半径200mの地域が焼け野原となり、雅と圭一の姿はそこにはなかった。

爆発から50mほど離れた場所に、アプトムの生体ミサイルが三発刺さり、アプトムの姿が復元される。すると、
「一緒に逝きましょう、か。結局嘘をついていたか。」
雅がロードスラスターを持って現れる。
「雅さん!?どうして?」
「あの時、すでに圭一が生体ミサイルで逃げることは予想出来ていた。だから、変身を解除してバリアを多数に展開して防いだんだ。」
『そういうことか。前原、俺達の負けみたいだ。』
「そうですね。完敗です。」
『なかなか、楽しめた。礼を言わせてもらう。』
「こちらこそ、ありがとうございました。」
アプトムと圭一の会話を聞き、
「悪いな、圭一。許してほしい、とは言わない。」
雅はロードスラスターを振り下ろして圭一をライダーカードに変える。
「喜劇を求めし、百年魔女の世界、捕まえた。」
雅は圭一のカードを拾いあげる。残る世界はただ一つ。『魔法少女リリカルなのはA′s』、戦う相手はフェイト・テスタロッサ。雅の戦いの終わりは近い。
to be continued.

次回、仮面ライダーディロード
「お友達は何とか取り返せたよ。」
「雅、あなたを許すわけにはいかない。」
「許せ、テスタロッサ。」
「みなさん、どうして!?」
「この試練に打ち勝てるか、フェイト。」
次回『烈火繚乱』希望を紡いで、全てを救え! 
 

 
後書き
新カード紹介
ドレイクゼクター:ディロードライバーをドレイクゼクターに変えて、仮面ライダードレイクに変身するためのカード
仮面ライダードレイク:仮面ライダードレイクを召喚するためのカード。ディショットシステムで使うことで、2分間のみ、仮面ライダードレイクに変身できる。
仮面ライダーシン:仮面ライダーシンを召喚するためのカード。ディショットシステムで使うことで、2分間のみ仮面ライダーシンに変身できる。
仮面ライダーシン(ファイナルアタックライド):仮面ライダーシンの必殺技を発動するためのカード。
アプトム:アプトム フルブラストを召喚するためのカード。ディショットシステムで使うことで、アプトム フルブラストに変身できる。

残り世界
魔法少女リリカルなのはA′s 
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