| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

八条学園騒動記

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五百十二話 カレー料理その十

「辛いでしょ」
「大蒜と唐辛子、特に唐辛子でな」
「それで熱いのよね」
「煮て焼いてな」
「そういうのばかり食べたら」
 どうなるかとだ、ナンシーは話した。
「胃によくないわよ」
「それでだ」
「胃を壊す人いるのね」
「極端に辛くて熱いものばかりだからな」
「程々ならいいけれど」
 それでもというのだ。
「そればかりでいつも沢山はね」
「そこに酒もとなるとな」
「特に胃が心配ね」
「だから韓国人は昔から胃の病気が多い」
「やっぱりね」
「だから俺も気をつけている」
「食べることと飲むことには」
「どっちにもな、かなり食う方だが」
 自分でこのことを認めて話すのだった。
「辛いもの、熱いものばかりでないしな」
「極端には」
「それで酒もな」
「飲まない日多いわよね」
「本当にいつも飲んでるとな」
「食べることより問題ね」
「だから気をつけている」
 酒には特にというのだ。
「本当にな」
「やっぱりそうよね」
「酒はな」 
 これはというと。
「かなり好きなんだがな」
「やっぱりあれは過ぎると一番よくないわよ」
「そうだからな」
「韓国人は多分お料理よりもね」
「暴飲でだな」
「そっちの方で胃を壊しているのよ」
 飲み過ぎ、これでというのだ。
「そして身体もね」
「爆弾酒も酔いやすくてもな」
「ビールとウイスキ―を一緒なんて」
 そうして飲むと、というのだ。
「それこそね」
「悪酔いするな」
「そんな飲み方でしょ」
 まさにというのだ。
「ビールの後ウイスキーとかね」
「分ける飲み方はだな」
「それはいいけれど」
「違う種類の酒を混ぜて飲むと」
「悪酔いするわよ」
 こう洪童に言うのだった。
「本当に」
「だからだ、爆弾酒はな」
「悪酔いする酔い方なのね」
「そうだ、一気に酔う為の酒だからな」
「悪酔い上等のお酒なのね」
「それで軍隊で生まれたからな」
 二十世紀後半の韓国軍でだ。
「本当に悪酔いする」
「そうよね」
「ビールはともかくウイスキーは強い」
 ビールはアルコール度数は大体三・五パーセントそしてウイスキーは三十五パーセントである。ウイスキーの方が遥かに強いのだ。
「コップ一杯でもな」
「結構な強さよね」
「酒が弱い人だとな」
 それこそというのだ。
「その一杯でな」
「酔うわよね」
「そこにビールと混ぜてな」
「ぐいっ、とよね」
「一気に飲むからな」
 それでというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧