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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十四話 魔界の肝試しその六

「お兄ちゃんが一番心配よ」
「俺がか」
「だって何かあると大丈夫だ俺、とか言うから」
「それは俺だけれど俺じゃないからな」
「そうなの?」
「俺の中観の話だろ」
 そちらのことだというのだ。
「俺だけれど俺じゃないからな」
「だから心配しなくていいのね」
「俺はあくまで俺だからな」
 護堂自身だというのだ。
「そこは本当にわかってくれよ」
「それならいいけえど」
「何で妹にまでそう言われるんだ」
「だってインパクト強かったから」
 それでという返事だった。
「お兄ちゃんにとって」
「それを言ったら色々な人がそうじゃないのか?」
「オルガさんとか?」
「あとワーグナーもそうだろ」
 彼もというのだ。
「それにこうした話したらきりがないだろ」
「まあそれはね」
「だから止めような、けれどな」
「けれど。どうしたのよ」
「いや、俺今日ここ回ったの何回目なんだ?」
「エリカさん達と回ってるのよね」
「ああ、それで今はお前とでな」
 それでというのだ。
「本当に何回目なんだ」
「二人一組でね」
「女の子とカップルになるとか」
「そう、それこそ男の人はね」
「何回もか」
「だって大抵の世界で女の子の方が多いでしょ」
「そうなんだよな」
 それぞれの世界で男女比率は女性の方が圧倒的に多い場合が大抵だ。、護堂もそのことを知っていていて頷いた。
「これがな」
「だから余計になの」
「男は行く回数が多くなるんだな」
「お兄ちゃんもだし古城さんや一誠さんもね」
「そう言うと結構いるな」
「あと女の子同士の場合もあるしね」
「それは私達もですね」
「そうよね」
 たまとルーラも出て来た、実は魔法少女達は魔界にいる間ずっと本来の姿であり今この二人も中学生とスーツの二十代の女だ。
「まあ私は今この娘の師匠みたいなものだからね」
「一緒にいますね」
「あの双子は双子でいるし」
 ユナエルとミナエルはというのだ。
「スノーホワイトはハードゴアアリスと一緒だし」
「アリスちゃんのリクエストで、でしたね」
「トップスピードはリップルと組んでるし」
「マジカロイド44さんはねむりんさんとで」
「シスターナナとウィンタープリズンはいつも通りで」
「ピュセル君は後でスノーホワイトちゃんとで」
「それで私はあんたとなのよね」
 ルーラはたまにあらためて告げた。
「これも縁ね」
「今回も宜しくお願いします」
「お願いされるわよ」
「そういえばルーラさんって人を絶対に見捨てないですね」
 静花はルーラのこのことを本人に話した。
「何があっても」
「私を見捨てなかった人はお祖母ちゃんとルーラさんだけで」 
 たまもこう話した。
「成績も体育もルーラさんに教えてもらって凄くよくなって」
「何処がよ、やっと中の上のトップでしょ」
「どっちもですね」
「それで凄くはないでしょ」
「けれど前はどっちもかなり酷くて」
「誰からも見捨てられてっていうのね」
「相手にされなくて」
 それでというのだ。 
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